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      風次郎の『八ヶ岳山麓通信』 No292

       
        秋の気配の八ヶ岳
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                      秋の気配                                       2020.09
                  

                       長雨のあと厳しい暑さが続いた夏がやっと過ぎていく。
                       晴れるとまだ日中は暑さを感ずるが、富士見高原にはこんなことは今まではなかっ
                      たように思う。
                       やっと、夏の終わりの雲が八ヶ岳の上空にモクモクと白く湧くようになり、さらに
                      高い青空に、すじ状の雲が現れるようになってきたから、秋の気配である。

                       今年は6月の長雨で畑(風次郎の小さな菜園)のジャガイモは殆どがやられてしま
                      い、たいしたものは収穫できなかった。土手に這わせたカボチャと、秋の終わりには
                      食べごろになるネギくらいしか当てになるものはない。
                       長雨と猛暑は植物には極めて好ましい環境だったはずなのだが、その恩恵にあやか
                      ったのは庭や白樺林の下草と、土手草だけで、畑の作物は、すでに得てきたDNAが、
                      限られた環境で適時、適期間に成長するように改良が尽くされているからだろうか、
                      この天候に適応できなかったのだろう。

                       今週も草刈りをした。動力の草刈り機を使って、白樺の木の下草をなぎ倒すように
                      刈っていくが、草の茎が長く伸びているため、円盤状の歯の中心に絡みついて、それ
                      を時々取り除かねばならぬほどで、やっかいであった。しかし、もうこれが最後の刈
                      込かもしれない。
                       そろそろ、とカボチャの蔓を這わした土手の草も刈った。手ごろな大きさのカボチ
                      ャの実は6個もあった。深い草に隠れていたので、良くはわからないままだったが、
                      まずまずの収穫に、好きな私は嬉しかった。去年採れた実の中で美味かったものの種
                      をとり、蒔いたのだから、旨いはずだ。

                       暑さが続いていたお盆の日々、妻はなと毎夕陽の落ちるのを待って缶ビールを飲み
                      ながら夕涼みを楽しんだ庭の芝は、もう伸びる勢いはなくなった。すでにテーブルも
                      パラソルも片付けてしまった。

                       ついここまで、しつこい暑さだと思いつつ過ごしたこの夏も、今となってはやはり
                      短い高原の夏である。
                       暗くなるとたちまち、虫たちの声が辺り一面に響き渡っていく。

                                                                   風次郎


北八つ蓼科

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