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      風次郎の『八ヶ岳山麓通信』 No291

     
    明けゆく八ヶ岳
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                      八ヶ岳山麓夏(3) 静かな盆                  2020.08.23
                  

                       記録的な長雨の後は猛暑、これも歴史的な暑さは八ヶ岳山麓、海抜950メートル
                      の富士見高原でも30度を超えて、エアコンが欲しいくらいだった。
                       今日になって東京は、少し曇りがちで涼しい感じがするが、今年の連日の猛暑は、
                      コロナ禍に加えて熱中症で倒れる人も増えて世の中益々憂鬱である。そろそろ峠を越
                      えてくれるといいのだが。

                       外出自粛の呼びかけもあったが、恒例になっている墓の掃除、墓参りと合わせて月
                      遅れ盆を南天寮で過ごしてきた。
                       訪れる客もなく、尋ねる先も控えた静かな盆で、比較的過ごしやすい朝のうちに、
                      草刈りなど屋敷の周囲を方付けたり、畑に手を入れたりして、日中の暑い時間帯はも
                      っぱら昼寝、日が落ちるころを見計らって愛犬Pikaを連れ出す散歩をした。
                       西山に陽が沈んで空が染まる頃は、来客もない日々をいいことに妻はなと庭のパラ
                      ソルの下で毎日ビールを酌み交わしてせめてもの盆をゆったり過ごした。

                       信州も長雨と猛暑で高冷地の野菜は3倍の高値になっている。農家の対処も多様な
                      条件が入り混じって思うようにいかないようである。世間全体が違和感のある変な夏
                      である。
                       例年やってきている知人宅も今年は閉まったまま、当方も近くの散歩のほかは、何
                      処へも出かけず、温泉場も諦めて静かにしていた。
                       例によって13日の夕方は木戸先で迎え火を炊き、16日には送り火を炊いて盆ら
                      しくふるまったものの、こどもたち家族も揃わないのは何となく寂しい盆であった。

                       仏壇の盆飾りを片付けると、今年ばかりは暑さばかりの夏がまだ残っていたが、季
                      節は正直だ。17日になったら夜風が少しの冷たさを秘めつつ、コオロギの鳴き声を
                      運んでいた。満天の星が輝いて奇麗だった。
                       10日を待たずして、高原には秋がやってくるだろう。
                       

                                                                   風次郎

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