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風次郎の『八ヶ岳山麓通信』 No286
12月の八ヶ岳
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12月の山麓 2019・12・16
この秋は庭の刈込や土手の松、白樺林など精力的に作業をした。例年に比べると
暖かだったのだが、それでも12月に入って霜が来ると急に寒くなった。暖かだっ
た分紅葉のシーズンが遅れて一斉に来たため、色付く山は近年まれなくらい美しか
ったと思う。
冬が来たが里に雪はまだである。庭から眺める遠山の南アルプスは峰を白くして
いるが、八ヶ岳は稜線に薄っすらと雪がかかった跡かたの感があるだけで雪を被っ
たとは言えない。中腹までは落葉松が黄葉を散らして終わった殺風景なままの、ま
だ言わば裸山である。
木を切ったり、剪定の作業はほとんど終わった。庭先で小枝などは焚火にして処
分するが、太い薪のようなものは、入笠山の麓で悠々自適の生活を送っている小学
校時代の旧友、S 君が薪ストーブに使ってくれると言うので、これは有り難い!と
トラックでもって行ってもらうことにした。3台くらい駐車できる南天寮の駐車場
に積み上げると山のようになった。
庭の菊も花を終えて枯立ち木になり始め、玄関先では遅くまで花をつけていた紫
式部も枝先を寒風に揺らすだけになってしまった。生垣に交じっている南天の実が
真っ赤な色を寒空に輝かせている。空は晴れた青空であるが、そろそろ冬至を迎え
る今頃は真昼の下弦の月が白く移動している。
一段落したので、東側の土手の道を歩いて時を過ごす。
小さな沢を超えて公園のある丸山に上ると、南、松林の彼方に富士山を眺める。
すっかり雪に覆われ、午後の少し霞みがかった空に浮かんでいる。周囲に雲は無
かった。東には甲武信岳から金峰山がつづいている。これらの山にも今年はまだ雪
が無い。
久し振りに眺める清々しい広い山波の景色であった。もう年の瀬であることを忘
れさせる、秋の暮が近づくような見栄えのなかにたたずむひと時は、何か尊さを感
じさせられるような気がした。
八ヶ岳が雪で覆われるのは何時になるのだろう。
風次郎
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