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風次郎の『八ヶ岳山麓通信』 No285
紅葉の富士見
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晩秋 2019・11・14
急に寒くなったように思う。夏のような暑い秋を過ごしたような気がする。それが台
風を境にいっぺんに晩秋となり、今週は北国で冬の到来を思わせる雪の舞う場面も
報道された。
富士見から見る、遠い富士も、既に浮かぶ本体の殆どを白く雪化粧している。
週の半ばは枝払いの作業をした。
暖かい秋が続いていたため、紅葉など落葉樹の紅葉が遅くなっていたところへ、例
年通りの冷たい風の吹く季節がやってきて、落葉松の黄葉が重なり、言いようのな
い程、山麓の艶やかな色づいた風景が広がっていた。
「こんな美しい山の色づきは眺めたことがない。」と一人でつぶやきながら、白樺の葉
が落ちるのを惜しみながら、手掛けた。
古くから使っているこたつを抜け出して庭に立つと、朝の寒さも身にしむといっ
た季節感である。
ここは山だから港はないが、白く霜が畑を覆っている。
霜という文言にひかれて、子供の頃謳った「冬景色」の歌(文部省唱歌/作詞作
曲者不詳―2007年(平成19年)に「日本の歌百選」に選ばれた。)を思わず口ずさ
む。
―――さ霧(ぎり)消ゆる湊江(みなとえ)の
舟に白し、朝の霜。
ただ水鳥の声はして
いまだ覚(さ)めず、岸の家。
2番からは、歌詞をそのまま。
絵に描いたような、自然の中に浸れる一日が始まるのが、少し嬉しい。
烏(からす)啼(な)きて木に高く、
人は畑(はた)に麦を踏む。
げに小春日(こはるび)ののどけしや。
かえり咲(ざき)の花も見ゆ。
大半の花は散ってしまったが、野ばらと菊は、まだまだ咲き続けるだろう。
嵐(あらし)吹きて雲は落ち、
時雨(しぐれ)降りて日は暮れぬ。
若(も)し燈火(ともしび)の漏(も)れ来ずば、
それと分かじ、野辺(のべ)の里。
午後も4時になれば、次第に暗くなる。
ところどころに人家の灯かりが付くのを眺めながら、人とに行き交いも少ない夕
暮れの散歩に出ると、満月まであと数日になった楕円の月が晴れ渡った空に浮かん
でいた。
風次郎
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