☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
  ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
      風次郎の『八ヶ岳山麓通信』 No285
   
    紅葉の富士見
       ★★★★★★★★★★★★★★★★★
                       ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆             

                     晩秋                                                       2019・11・14

                                   急に寒くなったように思う。夏のような暑い秋を過ごしたような気がする。それが台
                                  風を境にいっぺんに晩秋となり、今週は北国で冬の到来を思わせる雪の舞う場面も
                                  報道された。
                                   富士見から見る、遠い富士も、既に浮かぶ本体の殆どを白く雪化粧している。
                                   週の半ばは枝払いの作業をした。
                                   暖かい秋が続いていたため、紅葉など落葉樹の紅葉が遅くなっていたところへ、例
                                  年通りの冷たい風の吹く季節がやってきて、落葉松の黄葉が重なり、言いようのな
                                  い程、山麓の艶やかな色づいた風景が広がっていた。
                                   「こんな美しい山の色づきは眺めたことがない。」と一人でつぶやきながら、白樺の葉
                                  が落ちるのを惜しみながら、手掛けた。
                                   古くから使っているこたつを抜け出して庭に立つと、朝の寒さも身にしむといっ
                                  た季節感である。

                                   ここは山だから港はないが、白く霜が畑を覆っている。
                                   霜という文言にひかれて、子供の頃謳った「冬景色」の歌(文部省唱歌/作詞作
                                  曲者不詳―2007年(平成19年)に「日本の歌百選」に選ばれた。)を思わず口ずさ
                                  む。

                                    ―――さ霧(ぎり)消ゆる湊江(みなとえ)の
                                        舟に白し、朝の霜。
                                        ただ水鳥の声はして
                                        いまだ覚(さ)めず、岸の家。
 
                                   2番からは、歌詞をそのまま。
                                   絵に描いたような、自然の中に浸れる一日が始まるのが、少し嬉しい。

                                        烏(からす)啼(な)きて木に高く、
                                        人は畑(はた)に麦を踏む。
                                        げに小春日(こはるび)ののどけしや。
                                        かえり咲(ざき)の花も見ゆ。

                                   大半の花は散ってしまったが、野ばらと菊は、まだまだ咲き続けるだろう。

                                        嵐(あらし)吹きて雲は落ち、
                                        時雨(しぐれ)降りて日は暮れぬ。
                                        若(も)し燈火(ともしび)の漏(も)れ来ずば、
                                        それと分かじ、野辺(のべ)の里。

                                   午後も4時になれば、次第に暗くなる。
                                   ところどころに人家の灯かりが付くのを眺めながら、人とに行き交いも少ない夕
                                  暮れの散歩に出ると、満月まであと数日になった楕円の月が晴れ渡った空に浮かん
                                  でいた。
                                            
                                                                             風次郎                                                                                                         

メルマガ「八ヶ岳山麓通信」No286へ 
メルマガ「八ヶ岳山麓通信」のトップへ
風次郎の「八ヶ岳山麓通信」のトップへ
風次郎の「東京JYYLIFE」のトップへ
メルマガColumn『東京ジョイライフ』のトップへ
風次郎の「世界旅」へ