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風次郎の世界旅
 パースの花を観る旅
(9)

music by KASEDA MUSIC LABO

         
        戦争慰霊塔(キングスパーク)              遊歩道は華麗な花園   

     パースの花を観る旅(9)

                9.キングスパーク

                              平成25年11月5日(火)
                              朝方曇っていた空はホテルを発つ9時頃にはすっかり晴れ上がって青空が広がっている。
                              添乗員の南出さんがガイドのひろ子さんと打ち合わせて黒鳥(ブラックスワン)が見えるかも
                             知れないからモンガー湖に行ってみようということになった。市内から10分ほどのペリカンや
                             カモなど水鳥を見る事が出来る観光スポットだそうだ。
                              バスはいったんハイウェイを走ってから湖畔に着いた。モンガー湖は対岸が霞むほど大きいが、
                             周囲を含めて公園になっており、サイクリングなどもできる市民の憩いの場になっているとのこ
                             とである。
                              ただ天気が急変して雲に覆われ、風が強く吹きだした。アレアレとびっくりしたが、海に近い
                             地域の季節の変わり目はこういったことはあるようだ。このためもあってか湖面は波がたちはじ
                             め、鳥たちの姿は彼方に少しばかりが飛び交うのみだった。黒鳥は見えなくて残念だった。
                              昨日黒鳥はCorriginの街のインフォーメーションセンターで見ておいて良かった。
                              私たちは天候にがっかりしながらバスに乗ったが、神様が味方したのかキングスパークに向か
                             う途中から再び晴れ上がってホッとした。

                              パースの中心街から程近く、スワン川を渡った丘に、市内を一望できる400ヘクタールとい
                             う広大な緑豊かな国際公園を称する「キングスパーク」である。
                              四季折々オーストラリアならではの植物が人々の目を楽しませてくれるということで期待して
                             いた。
                              カフェ&レストラン「フレーザーズ」のあるレストハウス近くの駐車場にバスが止まり、散策
                             路に入るとすぐにガラスと鉄で造られたという52メートルの空中にかかるつり橋、「フェデレ
                             ーション・ウォークウェイ」を渡った。2003年に宝くじ連盟によって総工費360万ドルを
                             費やして造られた地上620 mの高さがある弯曲設計の遊歩道橋で、この橋自体が大人にも子供
                             にも人気のようである。
                              そこからのスワン川沿いの水辺風景の眺めも素晴らしかった。そして自然林、植物園へと入っ
                             て行く。
                              公園の3分の2にあたる園内にはたくさんの固有種の植物と約80種類の鳥が生息していると
                             のことである。
                              高台だからパース市街やスワン川沿いの水辺風景、遠くは海岸線まで見渡しながら、色鮮やかな
                             花々を観て歩く散策は気持ち良かった。ワイルドフラワーのシーズン(毎年9月−11月ごろ)には色
                             とりどりの花々が咲き乱れ、オーストラリアならではのグラスツリーやバンクシアなどをメインに
                             様々な西オーストラリアの植物、カンガルーポーやエバーラスティングなどを鑑賞する事が出来
                             るのである。この数日でお馴染みになった花もあったが、ガイドのひろ子さんが花にとても詳し
                             くて、一つ一つを説明してくれて有難かった。
                              園内には植物園や温室があって、1700種の花々が育てられているとのことである。またこ
                             こでは西オーストラリア州各地から3000種以上が集う花の祭典「ワイルドフラワー・フェス
                             ティバル」が毎年9月の1カ月間、繰り広げられているとのこと、今年もさぞ賑わったことだろ
                             う。                             

                               
                                      パープルフラッグ                  赤いハホンピー

                              公園の散策路の中心に2008年7月にキンバリーから運ばれてきまたという珍しい「バオバ
                             ブ」の巨木がそそり立っていた。下膨れた30mもある高木、アフリカでは樹木崇拝の代表的な
                             樹木で15cmほどの白い花が垂れ下がって咲くらしい。樹齢が5000年にもおよび、下膨れ
                             の幹に穴を掘って住居にする向きもあるとか。珍しかった。

                              レストハウスに戻ると近くに戦争の慰霊碑があり、そこも、パース市街からスワンリバーやサ
                             ウスパースまでが一望できる見晴らし台になっていた。そこは絶好の撮影スポットとして人気が
                             あるとのこと皆で写真を撮った。またそこはリクリエーションに使える場所となったり、夜も夜
                             景スポットとして人気が高いとのことだ。そして毎年1月26日のオーストラリアンデーには国
                             内外から観光客が訪れる花火大会の鑑賞地にもなるのだという。


                         ジャカランタ
                              丘の別の区域には高級住宅地が広がるっていた。いかにもといった辺りには、ジャカランタの
                             並木道があって、丁度満開になった花を咲かせていた。
                              朝、ホテルを出て、繁華街周辺の住宅地を散歩した時も、あちこちの屋敷にジャカランタの花
                             を見る事が出来たが、ここの花の方が見事であった。それにジャカランタのやや薄紫の房花は陽
                             の光に優しく映えるのがいい。
                              モンガー湖で遭遇した突然の曇り空は、まるで嘘のように晴れて燦々とした陽の光が屋敷町に
                             注ぐのだった。運転手のジョンが気を利かせて駐車場を確保してくれ、私たちは30分ほど最盛
                             花のジャカランタを鑑賞する事が出来て良かった。

                
                 パオパブの木                 瀟洒な住宅街のジャカランタ

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