(ホテルの窓から見る昼のKL市街)
ボーイが22Fまで案内してくれ、ドアを開ける。
正面の窓の向こうに光の塔が映るように立っている。周囲も素晴らしい光の海だ。ペトロナス・ツインタワー
の輝きとその向こうに広がるKL市内の夜が私たちを歓迎する夜景のプレゼントを提供してくれた。案内のボーイ
と握手し“Very nice! Good Invitation. Thank You” と言って別れる。この国は第二外国語の英語教育が徹底してい
てほとんどの国民が英語を使えるらしい。 空港に迎えに来てくれたガイドのマイケルにたのんで、細かいリン
ギッドを用意してあったので良かった。やはりチップは必要のようだ。通貨はドルと言わない。
次男が西武系の会社に勤めていることもあって、プリンスホテルを利用することは多い。クアラルンプール(KL)
のこのホテルはつい最近ライセンスを入手して、コンドミニアムを改造したものということだが、フロントにも堂
々たる風格が漂っており広く明るい。それよりも、過ごしてロケーションが最高だということがあとでわかった。
客室からペトロナス・ツインタワーを正面に構えた、市内の最も風光優れた光景が望める場所である。タワーの
周辺にはビルの街が広がり、それよりさらに手前には大きな池を配した公園が広がる。その公園からこちら側に向
かって、なだらかな大きな丘陵地帯がつづいており、ホテルの直前まで別荘地ともいえる、各国大使館などが点在
する高級邸宅地である。丘はホテルの玄関前、コンレイ通りの先もなだらかに上り、有名レストランやマリオット、
などのホテル街があり、さらにその先は東京で言ったら『銀座』に相当するブキッ・ピンタンの繁華街へ続くのだ。
妻ハナと風次郎はしばらく窓脇にもたれて夜の始まる光の海を眺めていた。 外の気温は30度もあるという南
国なのに、真冬の日本から来た体は俄かにはなじめず、室内で活動しているクーラーによって寒さが襲ってくる感
じを否めない。思い切ってエアコンを27〜8度まで上げていったら、やっとなんとなく暖かいという感じが得ら
れるよになってきた。
早速ラウンジのビュッフェに下りて海鮮料理の夕食を楽しむことにした。現地人のウェイターのこまめなサービ
ングで愉快な夕食になった。殊にボスのShahanihが気前良く語りかけ、いい加減な英語と日本語で会話するハナを
楽しませた。 ちょうど席に着いたとき、ガラス越しに見えるこのホテルのエントランスに、赤い絨毯が敷かれマ
レーシア国旗をつけた大きなリムジンが到着した。中からはきらびやかな民族衣装を纏った女性が降りてきた。
ボスは、王族の到着だと言った。王族は一般の人々とは席を同じくしないから2階の個室に行くらしい。私は心の
中で自由に振舞える平民の幸せを感じた。絨毯も個室も要らない。自由に振舞えるビュッフェとボスのフランクな
対応のなんと楽しいことか私たちの席は道路側の大きなガラスの脇で、道路を隔てた森の中に、スリ・マライユの
イルミネーションが瞬くのが見えた。その明かりが久しぶりの海外の夕食のひと時をよりゴージャスに飾ってくれた。
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