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風次郎のColumn『東京楽歩』 (No706T−181)
道のそば・ゴリラの母子の像
午後の陽射し
健康法の一つにして続けている毎日の散歩は、家から近い新府中街道である。
府中方面国分寺史跡から登ってきて新青梅街道までの新しく造成された道路で、歩
道も公園風に造られているので、JR中央線を跨ぐ大きな陸橋の前後にコースを設定し、
往復一万歩、約一時間を歩く。南北ほぼ直線だから北に向かうときは冬場の風が冷た
かった。
3月9日何やらテレビでは、サンキューで「感謝の日」だと叫んで?いたが、この
ところ3日の雛祭り以来、4日はミシンの日、5日サンゴの日、6日はスリムの日、
7日はサウナの日、8日はサバの日などと毎日記念日の呼称があるらしい。
何かにつけ楽しむのは悪くないから、サンキュウは「感謝感謝」と唱えて家を出た。
昨日までは多少気温が上がったというものの、寒風は真冬並みで身を縮めるほどだ
ったのに、今日はポカポカと心地良く汗ばむほどで、散策の人も多い。午後の陽射し
は滑らかでやっと春が来るんだなー、と感じられる午後だった。
南下車線の陸橋を下った舗道脇にはゴリラと熊とパンダの親子が寛ぐモニュメント
がある。子供たちが立ち寄って頭を撫でたり、子育ての母親が乳母車を止めて赤ん坊
と熊の子と語らせたり、そばにベンチもあるから特に晴れた日は和やかな場所だ。
今日も2台もの乳母車が止まっていた。
今はコロナ禍だから、乳母車を無碍に覗き込むこともできないが、離れても赤ん坊
は可愛い。どの場合でもお母さんは、たいてい微笑んで話しかけている。
午後の燦々とした陽光は、はしゃげはしゃげ!と励ましているようでもある。
つい「可愛いね!」と声を掛けたくなる。歩きながらであっても、ほんの一瞬であ
っても、無邪気に時を得て生きる将来ある子供を、愛でる時への感謝を思う一時を得
たような気がする。
この母が、一心に育てて世の中に活躍する子供を育てるのだろう。やがて赤ん坊は
家族を背景に独り立ちし、どう飛躍していくのか――。そう思うと午後の春陽の中で
明るい未来を期待したくなるばかりであった。
赤ん坊は、キャッキャッ!と笑っていた。若い力を眺めるのは良い。未来を感ずる
ほど期待に満ちる時は無いように思う。
それは、まさに「サンキューの日」であった。
〇 〇 〇
「母の歌」 野上弥生子作詞・下総皖一作曲/文部省唱歌
母こそは 命のいずみ
いとし子を 胸にいだきて
ほほ笑めり 若やかに
うるわしきかな 母の姿
母こそは 千年(ちとせ)の光
人の世の あらんかぎり
地にはゆる 天つ日なり
大いなるかな 母の姿
風次郎
熊の独り立ち パンダの夫婦
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