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風次郎のColumn『東京楽歩』 (No629T−156)
再建公開された旧国立駅舎
東京楽歩(No156)国立駅旧駅舎
国立駅の入り口に旧国立駅舎が再建され、少しクラシカルなイメージで4月から公
開された。大正15(1926)年に創建され、国立市のまちづくりの象徴であった木造駅舎
を、ほぼ創建当時の姿で再築・復原し、市の指定有形文化財としたとのことである。
駅舎は、平成18(2006)年にJR中央線の立体高架化工事に伴い解体され、駅舎として
の役割を終えたのであったが、馴染んだ建物を惜しむ多くの声に促され、全国の方々
からの多くの寄附も受けて再建されたのである。
市は新たな役割”まちの魅力発信拠点”としてオープンしたという。
そもそも国立駅は、隣の国分寺と立川両駅の間に作られた駅で、名前もその由来か
らであった。やがてそれは市の名前にもなったのである。
当時、西武グループ創始者、堤康次郎が経営する箱根土地株式会社(現在の株式会
社プリンスホテル)と東京商科大学(現在の一橋大学)初代学長の佐野善作が「理想の
学園都市」をめざし、国立大学町の開発がすすめられたのであった。そこに町のシン
ボルとして駅舎をつくり、当時の鉄道省に寄附したとされる。
その建築的特徴は、イギリスの田園都市の小住宅にみられる、赤い三角屋根に白い
壁、ロマネスク風の半円アーチ窓やドーマー窓が取り入れられ、またひさし柱に、イ
ギリス、アメリカ製の古レールが使用されているといった郊外の街の風情である。
旧駅舎には、文化財としての旧国立駅舎の魅力や、くにたちのまちづくりの歴史を
紹介する「展示室」、観光案内所機能を持つ「まち案内所」、そして狭い空間だが、
多目的オープンスペースとして「広間」(元待合室で、談話もできる)などがある。
折しも4月は国立駅から一橋大学へ向かう大学通りの桜の花が咲き散る時だ。駅利
用者は親しみ深く観て通り、懐かしく訪ねる市民は、改造され資料館となった、待合
室や、事務室に入ってその時を過ごしている様子が伺えた。
学園都市、桜の街、その風物としても格好である。
風次郎
書斎のベランダに咲いたモッコウバラ
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