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風次郎のColumn『東京楽歩』
(No622H−044)
エンジェル・トランペット
東京楽歩(No622) 私的花語り(No44) エンジェル・トランペット
昨年の夏、我が家の庭に数本植えたのだが、この冬になってぶらさげたトランペッ
トのような花をたくさんつけ、年が明けたこのところの寒さで散ってしまうまで花が
目立っていた。
ラッパ状の花は大きくエキゾチックで、本来熱帯花木らしさもわかる。
エンジェル・トランペットは、春から秋にかけて、下向きに垂れ下がった花をつけ、
夕方になると香を漂わせる。
原産地はアメリカの熱帯地方だそうだ。と言われながら、暑さが苦手だとも言われ、
高地にしか生息していないそうである。そのため日本でも、管理を怠ると蒸し暑い夏
季の生育が緩慢になり、最悪枯れてしまう場合もあるとのことである。
とまれ、低温に強く、丈夫で育てやすい植物とされ、春温かくなってから旺盛に生
育し、開花時期には大型の株にたくさんの花をつけるのが楽しい。この冬は暖かいの
で、暮になっても花が見られた。
つぼみには卵形、球形、紡錘形などがあり、花はつぼみから飛び出すような形で咲
く。花弁の先端は、5つに分かれ反り返っている。
キダチチョウセンアサガオ属で、下向きの花をつけるのが特徴である。
上向きに花を咲かせるエンゼルストランペットと呼ばれる類種の花もあり、同種と間
違われる。しかし、これは近縁種で、一年草または多年草のチョウセンアサガオ属で
ある。
エンゼル・トランペットも以前はチョウセンアサガオ属に含められており、よく混同され
るがキダチチョウセンアサガオ属は別ものとのことである。
エンジェル・トランペットは別名「ダチュラ、木立朝鮮朝顔」と呼ばれる。
資料によれば、
【学名】 Brugmansia
【科/属名】 ナス科キダチチョウセンアサガオ属
【原産地】 熱帯アメリカ原産
【伝来時期】 江戸時代
【花色】 オレンジ、白、黄色、紫
【草丈】 50cm〜300cm 【花径】 花長:15cm〜40cm
【花期】 6月〜10月
名前の由来は本来「ブルグマンシア」が正しいとのこと。「ブルグマンシア」と言
う植物が売れずに困った人が、「エンジェルトランペット」と通称名をつけて売っ
たところ、大変売れたことから、この通称名が有名になった、と伝わる。
花言葉は 「愛敬、変装、夢の中、遠くから私を思って、あなたを酔わせる」など
エキゾチックな見栄えに相応しい。
☆ 但し、 エンジェルといいながら、アルカイドという有毒な成分を含んでいる
ので木の汁に触れないことに注意しなければならない。口に入れたり、傷口に触れた
り、特に種を食べてはいけない。含まれているアルカロイド系の成分(アトロピン、
スコポラミン(ヒヨスチン)、ヒヨスチアミン等)を食べたりすると、錯乱状態になり
死ぬ時もあるとのことである。この毒は、せん妄、幻聴、頭痛、めまい、錯乱から、
意識喪失、呼吸停止を引き起こしたり、汁液が皮膚に付着すると炎症を起こす他、葉
茎などの液汁が目に入ると瞳孔が散大し、見えなくなったり、重症の場合は失明する
こともあるというから怖い。
「毒草」はその性質を良く知り、分量を適格に調合すると、逆に薬効を現すケース
もあるので、この朝鮮朝顔系は「麻酔薬」として用いられていた。(夾竹桃や彼岸花
も同じ成分の、猛毒な有毒素を持っている。)
花は生活の中で、美しく、より美しく愛でるにかぎる、と思う。
風次郎
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