武蔵国分寺薬師堂仁王門・阿吽の像
Music
by Music Cafe-Megumi Ichihara
(挿入曲 モーツアルト ソナタK331)
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風次郎の『善言・愛語』
――日々心の修養の為に――
Tokyo Joylife No631(A046)
「より良く人生を生きたい」
これは誰もが望むことだと思う。
しかし、これを実現することはなかなか難しい。そう思いつつ日々を過ごすことが人生そのも
ののようにも思う。
だから心の修養を心掛けるということなのだろう――。
風次郎も凡人として、生き方を事につけ思い巡らしている。
そんな日々の中で留めたい珠玉の言葉を見つけたり、注目して記してみたいと思う。
どうか読者の方々も賛同いただけたなら、生き方の中へ加味していただきたい。
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2020年5月31日
47.阿吽の呼吸
風次郎
yahfuujiro3@yahoo.co.jp
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自宅から散歩に出る範囲内に武蔵国分寺史跡がある。殆んどが史跡公園であるが、『医王山国分寺縁起』によれば、
武蔵国の国分寺は、元弘3年(1333年)の分倍河原の戦いで焼失し、建武2年(1335年)、新田義貞により旧国分寺の
金堂跡に薬師堂が再建されたという。その後衰退し、宝暦6年(1756年)頃に現在の薬師堂が再々建され現在は国の
重要文化財薬師如来坐像が安置されている。
国分寺罫線と言われる斜面に位置し、長い石段を擁するのであるが、そこに建つ仁王門も宝暦年間に建てられ、入
母屋造の八脚門の構えである。
久し振りにこの山門の前に立ち、左右に構える仁王像を眺めた。
仏法の守護神金剛力士像は、敵が寺院内に入ることを防ぐと語られたもので、この一対は、 一方が口を開けた「阿
形」、もう一方が口を閉じた「吽形」、これが「阿吽」を表しているのである。
そして両者が力量合わせて、邪心ある者から境地を守っているのであろう。
「阿吽の呼吸」の意味は「息がぴたりと合うこと」であるとされる。
仕事を成す上での意気投合精神である。幅を広めて、スポーツや、長年連れ添った夫婦などに対しても使われる気の
利いた言葉だと思う。
正確な意味や由来は分からないものながら、世間ではなんとなくニュアンスを理解しているのだろう。
信頼しあっている者同士が、いちいち事細かに取り決めなくとも、目配せを交わしただけで、それぞれの役割を瞬時
に理解納得して実行に移され、事なきを得たり、成功を勝ち得たりできる「精神美学」。現代的に言ったら「チームワ
ーク」である。
言葉をも要せず、意思が伝わる関係、言わば他人が割って入るすべのない間柄、ことに夫婦間など、上手く生きるた
めの「金言」であろうか。
「阿」「吽」についての参考情報
1.梵字(サンスクリット)の12字母の、初めにある阿と終わりにある吽。密教では、この2字を万物の初めと終わ
りを象徴するものとし、
*「阿吽」の意味は「万物の初めと終わり」
「阿」は口を開いて最初に出す音、「吽」は口を閉じて出す最後の音であり、そこから、それぞれ万物の始まりと
終わりを表す言葉とされた。
また「阿」が万物の誕生前の根源を指しており、「吽」が悟りに至った境地を指しているとされた。つまり「阿
吽」は、この世に生まれ出て、最後に悟りの境地に至るまでの道のりとされる。
*「阿吽」は仏教の真言の1つ
真言とは、仏の真実の言葉、秘密の言葉という意味です。
仏教では、真実の教えは不立文字(ふりゅうもんじ)と言って、「悟りの内容は文字や言説で伝えられるもので
はない」とされています。しかし、一般的にもわかるように、我々が使用している文字や言語を借りて、真実の教
えを説明したものと言われます。
*「阿吽」はサンスクリット語
お釈迦様時代、サンスクリット語は、公の機関が作成する文書に使われていました。サンスクリット語は、イン
ドなど南アジアおよび東南アジアにおいて用いられた古代語で、現代インドの22の公用語の1つでもあります。
2.「阿吽の呼吸」の金剛力士像や狛犬は、「阿吽」の相を表した像
*神社や社殿前にある狛犬や金剛力士像を、同じ役割を持つものとして、神社や寺院の入り口に置かれる狛犬や、沖
縄で魔除けとして建物の門や屋根の上に設置されるシーサーなどがあります。
風次郎
武蔵国分寺薬師堂仁王門
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