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風次郎のColumn『東京楽歩』  
  (No689H-056)
           
               我が家のエンジェルトランペット     

                                                         
       東京楽歩(No689)  私的花語り(No56)                        
                                                                

                         夏の終わりの花
 
                          昼時間の気温はまだ夏のままではあるが、家の近くの道端にもススキが穂を満たし、萩が
                         チラホラと花を見せ始め、秋の来たことを知らせている。
                          夏の終わりには百日紅の木が白や紫の花をたくさんつけて道端が賑わう。花に向ける目線
                         が立ち木であるだけに上向き、晴れた日には青空を彼方にするのもこの季節ならである。
                          ふと数年前までは近くの家の庭から、この暑い季節には夾竹桃の花が見えたのだが、それ
                         はどうしたのか見えなくなっているのに気が付いた。その隣に百日紅の木が立っていて花を咲
                         かせているのであった。夾竹桃は夏の盛り、百日紅の花を見ると私は夏の終わりと思うのであ
                         る。

                          我が家の庭にも百日紅の木があって、今花を咲かせているが、昨年から夏の終わりに咲く
                         エンジェルトランペットが加わって、そこここと花を咲かせている。妻はながどこからか何
                         本もの木をいただいてきて空いている処に適当に植えたので、それらが大きい葉をつけたう
                         えに、大きな花を一斉に咲かせて賑わいこの上ない有様である。
 
                          エンジェルトランペットは、キダチチョウセンアサガオ属(学名:Brugmansia)ナス科の
                         属のひとつで、学名のカタカナ表記で、ブルグマンシア属と呼ぶこともある。ただ、園芸名
                         のエンジェルトランペット( Angel's Trumpet)と呼ばれることが多い。本来の名前「ブル
                         グマンシェア」ではせっかくの魅力的な花も全く売れなかったので、園芸家はこの下向きの
                         花をじっと眺めて思いついた「エンゼルトランペット」という通称名を思いついて売ったと
                         ころ、たちまち売れはじめ、この通称名の方がすっかり有名になってしまったということの
                         ようである。
                          原産地はアメリカの熱帯地方で、暑さに弱く高地にしか生息していないという。が、日本
                         に広まっているキダチチョウセンアサガオ属は低温に強く、丈夫で育てやすく、開花時期に
                         は大型の株にたくさんの花をつけるのがとても魅力的である。

                          日本へは江戸時代に薬用植物として渡来し、和名を「木立朝鮮朝顔」とされている。花期
                         は6月から11月頃と言われるが、我が家のは夏の終わりに、葉の付け根から、長い萼(が
                         く)を持ったラッパ状の、淡黄色から淡紅色と変化する大きくエキゾチックな花が下向きに
                         たくさん咲く。一重咲きと八重咲の品種があり、花弁は5つに分かれ、下向きの先端は尖っ
                         て反り返っている。花は夕方になると甘い香を漂わせる。

                          つぼみは卵形や、球形、円柱状でまん中が太く、両端がしだいに細くなる形などがあると
                         のことだが、花はつぼみから飛び出すような形で下向きに垂れ下がって咲くのである。
                         花の色も白やレモンイエロー、ピンク、紫、オレンジなどがあり、オレンジ色の花は、徐
                         々に杏色に変化していくとのことである。

                          エンジェルトランペットにはたくさんの花言葉がありますが第一に挙げられるのが、「愛
                         敬」と「愛嬌」という花言葉です。

                                                   △

                          ただし、キダチチョウセンアサガオ属の植物は、広義のチョウセンアサガオの仲間であり、
                         同様に有毒植物です。含まれている成分はスコポラミン(ヒヨスチン)、ヒヨスチアミンな
                         ど、薬草に使われることもありますが、一般には毒草として扱われるので要注意です。主に
                          地下茎から抽出した成分は、聴覚性幻覚・急性痴呆・行動異状を引き起こすなど、取り扱い
                         には十分注意が必要です。
                          だから、我が家でも家の中へ取り込むことはしない。庭を賑わす夏の終わりの花である。

                                                                         風次郎              

                                           
                                                  

          

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