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風次郎のColumn『東京楽歩』
(No320T−66)
運動会(集団演技)
2013年10月20日
東京楽歩(No66)運動会
晴れた青空のもとに元気いっぱいの子供たちが活躍する運動会は秋の楽しい思い
の代表であろう。特に小学校までの年代の子供たちにとってはクラスメイトと作り上げ
る重要な思い出の行事である。また、親や家族にとっても子供たちが育っていく過程
の時々を記す貴重な時となる。
今年もそのシーズンがやってきて、予ねてから約束させられていた娘の子供たち(
孫)の運動会を見に行ってきた。
孫たちは、上は女の子で今年は小学校6年生、下が男の子で今年小学校に入った。
去年までは、幼稚園と小学校の2回応援に行かなければならなかったが、たまたま
今年だけは二人とも同じ、町田市立小山中央小学校に行くことで足りた。
10月の最初の日曜日は暑いほどの晴天で、運動会といえばシンボルの「かけっこ
」が1年生から番組の初めの方に組まれるから、早朝から1日がかりとなってしまっ
た。
学区地域は町田市の新興住宅地で、ここ数年人口が急増している。急増は若い世代
によるものだから、この学校も前からあった小山小学校が生徒が溢れてしまい、3年
前少し離れた現在地に新たに開校されたのであった。
それがもうさらに生徒増を来たし、今年は校庭の端にプレハブの校舎を建てて対策
している状態である。この先のことが的確には見通せず、市も苦労しているらしい。
大きなマンションが集中して建つと、新興の地に集まる世代も年齢的に集中するこ
とになる。それは学童が膨れ上がってしまうことにつながるが、当然のこと、やむを
えないであろう。
世の中、街が発展していく過程もなかなか思うようにはいかない事情は、昨今の社
会には増えているが、その現実がここにもあった。
しかし、運動会は綱引き、大玉送り、騎馬戦、棒引きなど年々工夫を凝らして行わ
れ、実に楽しかった。
プログラムは定番の学年ごと○○m競走を挟んで日本民族色を加えた集団のダンス
など飽きさせない。殊に上級生の組体操が良かった。
このところテレビで拝見した皇室のあい子さまが参加していたと同じような人間ピ
ラミッドがこの運動会でも見事に演技され、上手に完成して、張り切った児童の面々
が輝いていた。
楽しい中に心を打たれた場面があった。
一つは2年生の50m競走のとき、両足に障害を持った生徒が、先生に付き添われ
てトラックに現われ、ゴール近くに40mあたりにスタートの構えをしてピストルの
合図で正規にスタートした他の仲間と一緒にゴールを目指した場面である。
会場で見つめる生徒たちも、観客の父兄も、皆が拍手してこの障害児を応援し、む
しろ一緒のグループの他の生徒たちの存在が少々霞んでしまった感があった、が、そ
れもまた良し、感じの良い光景だったと思う。
もう一つは、司会のアナウンスや紅白対抗の得点評価まで生徒の手によって運営さ
れている運動会であったが、一時、司会のアナウンスが少したどたどしく行われたと
きであった。
はじめは随分下手な――と思ったが、すぐに言語障害児が懸命に役割を実行してい
る様子だと分かった。
指導する先生方の思いや意気込みを随所に見ることができて、感激に近いものを得
た次第である。
閉会セレモニーの進行も生徒たちが行っていた。
生徒の紹介で登壇した女性の校長先生は「皆さん一生懸命頑張りましたね。6年生
は良い思い出ができたでしょう」と簡潔な誉め言葉で讃えていたが、私の脳裏にも学校
の暖かい雰囲気が広がり、満足感と感謝の気持ちが湧きあがっていた。
私達老夫婦は「敬老席」と称する来賓席の隣に用意された椅子席を使わせてもらっ
ていたのだが、そろそろと帰り始めたその老人席にも校長先生が足を運んで、お礼を
述べておられた。
――孫たちは優しさで包まれた日本の小学校の教育を受けているのだ――と、少し
の誇りと感謝の気持ちで帰路に着くことができて良かった。
良い運動会だった。
風次郎
100m競走
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