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風次郎のColumn『東京ジョイライフ』  
   No19(T−006)
 
日曜の朝のカフェテラス

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                                                     2007年8月26日
 CAFE TIME
                                                    風次郎
                                                  fuujiro@jcom.home.ne.jp
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                 コーヒーが好きだ。
                 暑い盛りの午後でも街を歩いて滲む汗を拭きながら交差点が見える喫茶店のコーナ
                ーで寛ぐなど、都会に漂う楽しさを思うひと時でもある。
 
                 どちらかというと雰囲気を楽しむのが私のコーヒーだから、キリマンジャロが良い
                とか、モカがどうとか通の方々のように拘ることはしない。店があげるその日のお勧
                めメニューを楽しめばよい。かといって交差点の見える席でなければ‐‐‐とこだわ
                っているわけではなく、あちこちに狙いを定める店をあげてみたら、そんな店が多か
                っただけのこと、一番通うのは東京駅の八重洲地下街にある『AROMA』で、これ
                は文字通り地下街にある。 
                 『AROMA』にはカウンターを仕切る貴婦人が、もう何十年?も来客に明るい表
                情で元気な声をかけてくれて気分が良い。そのせいか長年通う常連の気楽な装いの人
                も多い。そんな雰囲気が好きだ。
                 携帯電話などという超便利なものが世の中を制する前の時代だった。この近くの公
                衆電話から会社へ電話して、『ちょっと東京駅で他人と会ったのでしばらく話してい
                くから、』と言い訳をこしらえて入ったのがここの始まりだった。毎日その日の特別
                メニューがあり、いろいろな産地のコーヒーを口にすることを覚えたが、サイフォン
                で出してくれるモカならちょっと分かるかな、ぐらいでとてもコーヒーなら任せろと
                は言えない。ただ数多く飲むだけである。
                 コーヒーの香りが何ともいえない。

                 もともと胃が丈夫ではなかったから、刺激が強いものは控えめにというわけで若い
                頃はコーヒーも避けるぐらいにしていたが、転勤で地方回りをして東京に戻った頃、
                神田の友人から「コーヒーほど体によいものはない」と洗脳されて、元来あの香りは
                気に入ってるんだから、と好きになった。
                 もっとも本当に体に良いのかどうかは解らないし、知り合いの医者に言わせると、
                「良いわけないだろ」と切って捨てる。中には「心筋梗塞になりやすい」などとおど
                かす大先生もいるから私も自信はないが、「あの酸味のあるカフェインとコーヒーに
                含まれる油は抜群の健康促進剤である」という友人の言を私は信じている。インスタ
                ントでも良いそうだ。だから香りの良い新しいものを飲む。香りのないものは当然お
                いしくもないし、湿気の多い日本の気候では香料の敵、病害の原因「カビ」に要注意
                であるから。

                 繁華街交差点にある喫茶店の外は人が景色、1時間もいると店の中の人もどんどん変
                わり店の雰囲気ががらりと変化して退屈しない。空港や駅の喫茶店も同じだった。あ
                まり知らない土地のそんなところを選んで陣取り、3年間ぐらいシリーズの物書きをする
                場所にしていたこともある。その場の雰囲気の中で一気に書いてしまう癖をつけるの
                に少し手間取ったが、他人の入れ替わり、他人の行き交う喫茶店が人と接していなが
                ら、客観的に身を置ける場所として良かった。いまは客観的に身を置ける場所として
                だけそんなところを楽しんでいる。
                 重ねて、良くは解らないが、コーヒーはとても美味しくなって来ていると思う。
                 それにスタバ、とかタリ‐‐とか、ドットとかETC.の店の雰囲気にまでアクセント
                のあるチェ−ン店が私の求める雰囲気なら事欠かず提供してくれる。

                 そろそろ揺ったりとコーヒーの美味しさを楽しむための店を探そうかと思っている。
                 ――結局『AROMA』だったりして――とも思う。しかし、外の景色も楽しみた
                いし、欧風のカフェテラスも多くなったから、この秋は何処か絵になる喫茶店を探し
                てみよう。 
                                                          (風次郎)

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