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風次郎のColumn『東京楽歩』  
   No216(T−042)
 
風次郎の部屋のオーディオコーナー

                                                          2011年8月14日
東京楽歩
               
(42)マイ・オーディオ 

              オークションにケンウッドが一世を風靡したALLORAのLS−J9型3WAYス
             ピーカーが出ていたので手に入れた。
              音楽を聴く趣味は相当入れ込んだものと自負しているが、このところ特にクラシック
             を聴くときの高音(ツイーターから出る音)に関心が高まり、その特性に定評のあった
             コーンリニュウム型ツイーターの付いた3WAYを探していたのであった。
              品物を待ちわびて、早速音を出してみるとバッハのチェンバロを使った協奏曲など、
             なかなかの味で、まず納得である。

              私のオーディオの楽しみは子供の頃からである。一番長く続けてきた楽しみがこの世
             界だと思う。
              小学校の頃、放送委員というクラスの役回りがあって、学校の放送室に出入りするよ
             うになり、機械いじりに興味を持ったのが始まりだろうか。委員はお昼に弁当を持って
             放送室に詰め、「今週の音楽」と称する番組を数枚のレコードを掛けて全校に放送する
             のであった。曲の選定は先生が殆ど行ったが、放送室にあった沢山のレコードをよく聴
             いた。当時はエボナイト製SP盤の重いレコードをビロードのクリーナーで一生懸命拭
             いたことも覚えている。そんなことが電気いじりも好きにさせ、ラジオ、オーディオへ
             の関心を深めることになっていった。
              我が家には、私が中学の頃、兄の買った「電蓄」というものがあった。
              レコードプレーヤーの上にラジオが乗っかったもので、クラシックの名盤などなかな
             か手に入る時代ではなかったから、流行歌や歌曲の数枚を時々聴いた。レコード針もS
             P盤では5枚も掛ければ先が減って取り替える必要があり手間ばかりか、出費の掛かる
             贅沢な楽しみだった。
              母の実家にはその昔から「蓄音機」という手回しでレコードを掛ける機械があって、
             手でハンドルをぐるぐる回してから、針を付けた丸い発音装置をレコード盤に乗せると、
             独特の音が響くのであった。ゼンマイはレコード盤1枚が精一杯だった。それを聴くのが
             楽しみで、行ったときはせがんだものである。
              そんな機械が電気式蓄音機(電蓄)に変わり、ラジオと合体して便利になり、また機
             械も改良されて良い音が聞こえるようになっていった。
              レコードも改良された。

              高等学校に通っていた頃(昭和30年代)が、SP盤レコードからビニール盤のLPレ
             コードへ移行する改革的な時代だったと思う。何しろ片面5分のレコード盤が片面25
             分に変わり、しかも音質が絶対的に良くなった。
              もちろんレコード盤は高くて学校などの教材用で聴かせてもらう以外私の周囲では
             個人的に聴くことは出来なかったが、お金持ちのマニアはどんどんLP盤に切り替え
             ていった。
              そんな頃、級友が知り合いの愛好家がクラシックのライブラリーを全面的にLPに買
             い換えるのでSP盤を1枚¥50円で譲ってくれるという話を持ってきたことがあった。
              私は小遣いを掻き集め、兄や姉にも話して拠出してもらいロンドン盤のベートーベン
             の交響曲第5、第6、第9を譲ってもらいに行った。全部で20枚あった。おまけに歌
             曲「麗しのジェニー」を1枚もらった事も覚えている。
              これらのレコードは家で何回も聴いた。そして私がLP盤を聴くようになってからも
             大事に持ち運び、今は近くに住むマニアのO氏に預けてある。O氏はレコードコレクシ
             ョンに加えて自分で組み立てた真空管を使った再生装置などを持ち、竹針などで時々
             聞かせてくれる。

              私の音楽の楽しみは、静かにクラシックを聴くことは勿論だが、軽音楽や流行歌など
             も気楽に聞き入るといった雑学的なFANということにしている。気に入った音さえ出
             ていれば良い、のである。
              ケンウッドのLS−J9型3WAYは今まで使っていた英国タンノイ製の2WAYと
             置き換え、メインアンプから音を出すが、オンキョウのR−05というミニコンポを直列に
             繋いで同時一斉に音を出す。部屋中に滲み出るような静かな高音がすばらしいと思う。
              取り敢えずは、当分の間これらの発する音を楽しむことにしよう。

                                                            風次郎          

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