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風次郎のColumn『東京楽歩』  
   No202(T-039)
 
愛犬「スピカ」

                                                          2011年5月01日
東京楽歩
               
(39) 愛犬「スピカ」 

             念願かなって我が家に愛犬「スピカ」がやってきた。昨年3月前の愛犬「ナナ」が肺
            がんで逝ってから、保健所の動物愛護センターに頼み、保護された犬で、「ナナ」に似
            た柴系のメスがいたら預かりたいと通っていたが、なかなかなかった。
             そんなところに今般、高尾の愛犬保護ボランティアのところで柴系の犬の里親を探し
            ていることを知り、応募したのだった。
             4月12日に私が見合いに行き、すぐにOKをして16日には我が家にやってきた。
             推定1歳2ヶ月だが小さくて痩せている。だがとても元気で、よく食べるから夏まで
            には少し大きくなるだろう。それでも前の「ナナ」よりは一回り小さいいわゆる豆柴犬
            である。
             千葉県の匝瑳市で動物愛護センターに保護されたのは1月だと言う。その先は当然わ
            からないが、おどおどした態度や、隠れたり、隙を見せると素早く逃げる仕種をとるな
            ど、野犬時代の癖を見る様な気がする。家犬になりきるには半年ぐらいはかかるかもし
            れない。
             せめて処分されずに助かった命を楽しませてあげたい。
             我が家は皆犬が好きで、妻はなも次男も家に入れて可愛がり、散歩も皆で定時交替を
            欠かさない日課が又帰ってきた。
             町田に住む娘の一家は、早速やって来て、孫達がジャレ捲くって喜んで帰った。サン
            フランシスコの長男のところでも孫娘がシルキーテリアを飼っている(自称、実態は親
            ?)が、「スピカ」の写真を早く送れとせがんできた。
              「スピカ」はボランティアがつけた名前である。好きな名前に変えて良いとは言われ
            たが、ラテン語で星座のひとつ「乙女座」の一等星スピカの名前を借りたもののようだ。
             日本では「真珠星」と呼ばれ特に春から夏にかけて天空を西から東へ移動する白い美
            しい輝きの星であるから、我が家でもそのままの名前で呼ぶことにした。
             2週間が過ぎた。
             当初居間で過ごす夜も落ち着かない様子だったが、日毎に私達にも馴れて、朝は玄関
            に誘い飛び跳ねて散歩を催促するようになった。
             私やはなにとっては最後の子となるかも知れない。
             せいぜい丈夫に可愛がってやろうと思う。

                     
                                                            風次郎          


愛犬「スピカ」

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