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風次郎のColumn『東京楽歩』 (No620T−153)
多摩川土手と多摩水道橋(2020.01.05)
東京楽歩(No153)正月と多摩川歩き
新年の東京はほとんど毎日好天で穏やかなお正月であった。
シリコンバレーに居る長男とボストンで大学生活をする孫娘はクリスマスで帰国して、
西宮の留守宅の嫁と一緒に我が家に合流したが、正月は自宅で過ごすと言って暮には帰
って行ったので、例年の元旦の我が家の新年会の客は、次男と町田に住む娘の家族4人
だったが、正月らしく賑やかさが戻り、和やかで良かった。
それ以外、私の正月の行事は、元旦の氏神様(内藤神社)への初詣と、日を置いて4
日に谷保の天神様(谷保神社)へ愛犬Supikaを連れての夫婦で初詣を行ったのみであっ
た。
神社の梅は、今年は暖かいのにまだ咲いておらず拍子抜けしたが、大勢の参拝者が
正月気分を満たし、その風情を漂わせていた。
穏やかな正月だった。
私は、5日には登戸の飲み屋で気の置けない友人と、昼の飲み会をやろうということ
になっていたので、天気の良いことを見定めて早めに家を発ち、中之島から多摩川の川
崎側南岸を歩くことにした。
南武線の中之島駅に着いたのは丁度正午の頃で、まだ陽は高く、明るい冬の陽射しの
中であった。駅の改札口を出ると中野島の商店街を南北に結ぶやや広い道路を右折して、
南武線の踏切を渡り、川辺を目指して北へ向かう。
左手は10階ぐらいあるマンションが数棟並び、道路沿いには公園やスーパーもある
住宅地である。通りは、国旗立てたり正月飾りで雰囲気を盛り上げた飲食店も昼時の客
が出入りして、住宅街のお正月の和みが伺えゆったりと感じた。
5分も進むと正面に多摩川の土手が見えてきた。土手の手前は多摩沿線道路で信号待
ちの車がかなり並んでいる。丁度私が横断歩道に差し掛かる手前で信号は変わり、赤信
号を待っていると、正月と言え、川崎街道を避けて(南多摩ー登戸間)ここを通るのか、
仕事の車(トラックや作業車)が多く少しびっくりした。のんびり過ごすことだけに気
を取られている人達ばかりではないのだ。
南向きの土手は草が青々していたが、大分風があって震えるように靡いていた。
とは言え、横断歩道を超えて階段を上ると、広々とした川原の解放感は清々しかった。
天気が良かったから寒くはないのだが、川風に加えて時折強風が土手を這いあがって
きて、草の震えに同調するように着ているものが捲れあがるのだった。
中野島近くの多摩川は川幅が広く、水面が見えないわけではないがのだが流れは対岸
の調布側にある。昼時の太陽に明るく照らされた正月の静けさを十分味あわせてくれる
調布の住宅街が対岸彼方に広がっている。
手前側につづく河川敷は、ずっと下流の多摩水道橋迄、市民の為のグランドなどに整
備され提供されているのだ。しかし、久しぶりに来て見たのであったが、少し歩いてす
ぐに分かった。昨年の台風の跡かたはここにも大きな被害をもたらしたのだ。
グランドは水流で荒らされ、川砂が溜まっていたり、流れてきたごみの山ができてい
たりしている。付近の草原には根こそぎになった大木が、あちこちに横たわっているの
である。河川敷の利用地域は登戸の小田急線鉄橋あたりまで広大なのだが、何処もまだ
片付けが出来ておらず、台風の爪痕が遺されたままであった。
改めて全国的に大被害に見舞われた台風だったことをつくづくと思わされるのであっ
た。
多摩川土手の上は奇麗に舗装され、自転車も利用するが歩行者の為に歩きやすく気分
が良い。土手の右手は車が流れている多摩沿線道路を挟んで、川崎市営住宅団地がつづ
き、さらに、大きな工場が2つほど並んでいる。
春までには河川敷施設も手が入り、また大勢の市民の歓声が響く処になるだろう。
先へ歩くと小田急バスの事業所があって、多摩水道橋と世田谷通りに行き当たる。こ
れを越えると登戸の街、駅のすぐ近くである。
土手の道を下って街へ入ると、体にすこし汗が滲んでいた。
爽やかな好天の日で良かった。川風に押されて私は街の人混みに入って行った。
風次郎
昨年の台風で荒れたままの多摩川河川敷
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