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風次郎のColumn『東京楽歩』 (No613T−149)
黒川清流公園
東京楽歩(No149)日野から豊田
秋深まった感のある中央線沿線を久しぶりに歩いた。
昔、豊田駅を最寄りに住んでいた友人から、黒川清流公園という散策にちょっと良
い処があると聞いたことがあり、日野駅で思い立って降りて歩きはじめた。
日野の駅前は甲州街道が多摩川から続いてきて中央線を潜って坂道にかかるところ。
駅の背中に当たる方が広場になっており、バス停やタクシー乗り場がある。古びた田舎
の駅といった雰囲気である。広場の甲州街道でない方、西側をさらに西へ進むと中央線
に沿った道路に突き当たり、そこを右折する。
向かいには臨済宗の禅寺宝泉寺の境内があり、道は坂道を登って行く。線路は右側、
掘割の下を走っているのであった。
少し強めの風が吹く午後であったが、午後の陽は暖かく射して、坂道を上ると汗ばむ
くらいである。坂道を登り切り、JRと交差する中央高速道路を潜った先は、堀割の中央
線を挟んで左右に閑静な住宅地が広がっていた。やがて左手に小学校があって、大坂上
町から鉄道を越えてくる市役所へ向かっている道路を渡り、さらに行って日野バイパス
を超える。と、その先は左右が森になっている。
地図で見ると日野駅の近く見てきた宝仙寺境内の森から続いている緑地のようである。
多摩川辺にはあちこちに段丘が緑地として「ハケ」と呼ばれて存在するが、この辺り
は高尾山から流れてくる浅川との合流点に近い。むしろ浅川の河岸段丘であろう。
斜面の歩道を頼りに森へ入って行くと、低地に池があり、学童がトンボを観察する学
習活動が行われている旨の看板があった。
雑木林は紅葉が始まっていた。「神明野鳥公園」と名付けられているようである。
そのまま東側へ進めば「黒川清流公園」なのだが、JR中央線が日野駅からの掘割を過
ぎて、この辺りは盛土の上を走っているので、住宅地の先にある踏切を超えなければな
らない。東豊田町4丁目の吹上公園先の踏切を超えて右折し、正面に小高い丘のように
見える「黒川清流公園」の入り口に立った。
さすがに清流を謳うだけあって、道路わきを流れる水が澄んで爽やかであった。見栄
えよく誂えられたらしい小さな橋も、散策には良い雰囲気を添えてくれる。ここにも雑
木林には、木漏れ陽が気持ち良さそうに揺れる木々に落ちて、私はしばし静けさの坂道
を歩いて過ごした。
ただ、市が出しているパンフレッドでは、道路わきを流れる水は本来の黒川ではない
との由来が掛かれていた。もともと黒川は段丘の縁から流れ出したわき水が集まった川
で、黒川清流公園あたりからJR中央線にかけては湿地状態であったとのことである。た
だ清流であったためホタルも生息しており、近年では地主の方々がワサビ田を作るなど、
訪れる人の目を引いているとのことである。
公園の斜面を上がりきると、そこには多摩平の広大な住宅団地が広がっている。ここ
は地域の人々には格好な寛ぎの緑地公園となっていることだろう。
森を離れて、豊田駅へ向かう文字通り多摩平緑地通りを市街地に近づくと、駅前交差
点をジャスコモールと西友が囲んでいた。
私は駅前のマックでコーヒーを飲んで一息入れ、その日の散策を終えた。
風次郎
豊田駅前
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