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風次郎のColumn『東京楽歩』 (No593T−144)

                                         ヒド・コート(オトギリソウ科)                                                                                                                                   

                                                                                2019年6月
          東京楽歩(No144)登戸


                              登校バスに乗ろうとするカリタス学園の児童が、変質の大人に刺されるというとても
                             悲惨な事件があった直後、友人と登戸駅前で会う約束があったので、騒ぎの跡が残った
                             ままの原場を見ることになった。
                              事故の処理は終わって数日を経ているのだが、感情が高ぶったままの、往来の人々(
                             まぎれもなく当方もそのうちの一人)が道端に固まり、報道陣も数名詰めていて、哀れ
                             を偲ぶ状況は拭い去られないままであった。
                              普通では理解に苦しむ凄惨な事故状況に、素人がコメントは出来ることではない。た
                             だ、子供たちが可哀そうなことと、なぜこんな不可解な事故が、このところあちこちで
                             起きてしまうのだろうと、立ち止まって、思案するのみであった。

                              報道陣のインタビューもテレビで見たと同じように行われていたが、どの対応者も、
                             予想に反するような応答はない。今回は犠牲者を出した学校が報道に対し、しっかりと
                             子供へのインタビュウと写真撮影を制限したのは良かった。判断力も十分整わない子供
                             に対し、教養も物足りないレベルのインタビュアーが大した配慮も無さそうににマイク
                             を向ける放送界には憤りを感じていたので、ホッとしていたところだ。
                              只、関係者や同情の人々が備える花や飲食物(墓参の時の供物のつもりだろうか)が
                             道路わきに山のように積まれ(飾られ)ている。
                              個人の気持ち、手を合わせることで自分が納得すれば、済むことであろう。これには、
                             もっと別な方法で哀れみや、同情などの気持ちを、伝える方法があるように思う。

                              事件の背後を展望すれば、社会的な問題の広がりに至ってしまう。そしてどこにもそ
                             の基礎になる家庭の不幸を解決する複雑で難しい課題が表ざたになってくる。
                             改めて、個々の家庭の幸せを真剣に、大切に、みんなで考えねばならないと思う。
                             社会にすがることもやむを得ない昨今とは思うが、家庭を地道に構築することを忘れ
                             ず社会参加していける国を憧憬したい。

                              現場を離れて、すぐ近くの多摩川縁に立つと、新緑の土手にそって川面を渡る風を、
                             あまりに爽やかに感ずるのだった。

                                                                          風次郎 
 

         
     夏の花ヒド・コート(花言葉・カガヤキ)

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