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風次郎のColumn『東京楽歩』 (No591T−143)
アレクサンドル・ラザレフ
2019年5月
東京楽歩(No143)ラザレフ・サントリーホール
経済倶楽部の前理事長 Aさんから声がかかり、氏がパトロネージュを務める日フィル
の 710定期演奏会に行けなくなったので、と切符を譲り受け、思いがけず豪華な演奏会
を楽しむことが出来た。日フィルの桂冠指揮者兼芸術顧問アレクサンドル・ラザレフは
以前杉並公会堂のリハーサル風景の見学で眼に触れただけで、実際の演奏会を聴いたこ
と、がなかったので、大変ラッキーな機会だった。朋友の音楽好き Kを誘ってあやかっ
た。
プログラムはメトネルのピアノ協奏曲第2番(op.50)とマスカーニの歌劇《カバレ
リア・ルスチカーナ》
メトネルは小生はあまり馴染みがなかったが、英テレグラフ紙が「必ずや21世紀の
偉大なピアニスト」と称賛したエフゲニー・スピドンの繊細な演奏ぶりを私は柔らかい
第2楽章で感じ入ることが出来た。私はラフマニノフをCDで随分聴いたが、メトネルが
彼の友人であることはまだ知らなかった。曲想はラフマニノフと近いと言われるようだ
が、そうは感じなかった。
何よりもラザレフによるカバレリア・ルスチカーナの大演奏が良かった。
出征していて結婚を言い交した筈の村娘ロ−ラを愛しむトゥリッドゥは退役帰郷後、
迎えた妻サントゥッツァの嫉妬を受けつつも諦められない。最後はローラの夫君と決闘
によって死を迎えるといった物語である。
音楽的には独立曲としても有名な交響的間奏曲で知られる。
サントリーのホールは舞台の後部にも聴衆席を設け、その背後にパイプオルガンが配
置されている。演奏部隊のバックに日フィルの合唱団が整列し、トゥリッドゥ役のニコラ
イ・イェロヒン、サントゥッツァ役の清水華澄、その夫役の上江隼人、ローラ役の富岡明
子、ラザレフの指揮の前に堂々の熱演は、オペラの舞台を凌ぐ大迫力だった。
音響効果もサントリーホールは日本では最も優れているように思う。良く響き、舞台
も良く見える。
初夏の午後ゆったりと優雅に六本木での文化を楽しむ時間が持てて良かった。
風次郎
サントリーホール(ホームページから)
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