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風次郎のColumn『東京楽歩』 (No573T−136)
「白明坂」or「見返り坂」新府中街道
2019年1月
東京楽歩(No136) 新府中街道
北からの府中街道は、東村山方面から西国分寺駅の脇を通り、武蔵国分寺と国分尼寺
の間を府中市の大國魂神社方面へ向かう、昔からこの地域の主要交通路である。
旧い街道は何処でも、古いが故に道路の拡張がままならず、当然のこと交通はいつも
渋滞していた。その交通難渋を解消するため、この間、府中から旧府中街道と並行して
国分尼寺の西を通りJR中央線を跨いで国分寺市役所北側の旧府中街道と合流させる東京
都の新府中街道開設の大計画が、もう10年以上も続けられている。
府中の旧鎌倉街道を延長して甲州街道から五日市街道までの区間が完成へ向けて大詰
めの段階になってきた。
その新道は国分尼寺あたりから立川断層の坂を掘割で登って、私の住んでいる国分寺
市内藤地籍を通っているが、一年前に半分、このほどさらにJRを跨いだところまでの区
間が奇麗に出来上がり供用開始された。真っすぐで4車線、さらに舗道と自転車道路が
付いた地元民にしてみれば、超豪華版で何とも有り難い奇麗な道路である。
私は毎朝の愛犬との散歩で、国立から府中街道へ向かう多喜窪通りの多摩蘭坂の下か
ら、住宅地を抜けて府中市へ越境し、この新道に接する見返り坂公園に入って体操をす
ることにしている。
そして体操の後、新道に設けられた舗道を愛犬と登って帰るのが日課になった。
舗道の坂は掘割された土手に一面にサツキが植えられ、これから春になると紫の花が
見事に咲く。桜やアカシアも時を追って咲き、夏にはヒドコートの黄色が舗道に沿って
咲き続ける。
長さ500mのこの坂にかかると、早朝の人通りが無いのと、広い舗道を良いことに
愛犬Picaを時には放して一緒に駆け上がるという、さっぱりと気持ちのいいひと時に恵
まれるのである。
国分尼寺のあたりは武蔵台公園と呼ばれる森になっており、朝は、それに続く掘割の
対岸にある多摩医療センターの建物から朝陽が差してくる頃であり、何とも清々しい気
分になる。
そう言えば掘割のあたりは古道「鎌倉街道」が敷かれていたとのことで、このあたり
は新田義貞が鎌倉攻めに向かう途中、夜が明けてしまい一旦兵を休ませたという掘割の
上部「そよかぜ公園」という緑地に向けて「白明坂(しらみざか)」の名称が残ってい
るとの標識があった。私が体操をしている「見返り坂公園」もその坂を見返る由来らし
い。
さらに、この新道を登り切り、多喜窪通りを渡った処から先JRを大きく跨えていく部
分が昨秋新たに解放されて、ゆったりと通行できるようになった。中央の道路専用車線
を越えるのには限られた箇所の横断歩道を信号で越えていかねばならないから、その行
き来だけは不便になったが、タイル張りの舗道と自転車専用道路は気楽に使えて快適で
ある。
前から道路脇にある、子供たちの為の動物のモニュメントで遊ぶ小公園なども、時に
賑わうようになったようだ。環境に恵まれるということはとても有り難いことだと思う。
完成した道路には街路樹も植えられ、舗道には低木の植栽も施されて美しく整えられ
た。古くからある物も含めると、高木の欅、楠、樫の木、アカシア、はなみずき、さる
すべり、かえで、もみじ、はなみずき、花の咲く桜、今はモクレンの花ふくらみも見え
始めている。
今日は足を延ばしてJRを跨ぐ陸橋の上を越えてみた。かたちは遠く小さいが、遥かな
東京スカイツリーが寒空の中に見えていた。
風次郎
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