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風次郎のColumn『東京楽歩』  
  (No609H−043)
           
             垣根のピラカンサ     

                                                         
       東京楽歩(No609)  私的花語り(No43)   ピラカンサ                    2019.秋   
                                                                

                      今年のピラカンサが垣根の間にびっしりと真っ赤な実が見えるようになってきた。
                       秋が次第に深まってくると実を付ける植物が街の中にも彩を見せてくる。中でもピラ
                     カンサの実は、赤く赤くと日毎に身を染めてくるように雨に濡れ、陽に照らされて、た
                     けなわの秋を迎えるようだ。小粒の実がたくさん集まったピラカンサの赤は目立つ。
                      春白い小さな花を咲かせて楽しませてくれたあと、今年は荒れた大雨も、暑すぎた夏
                     も植物には好環境だったのだろう、夏の緑の葉も艶々として光っていた。小さい実だが
                     秋の深まりとともに輝く、ギッシリと集まった実の輝きがピラカンサらしさの絶頂であ
                     ろう。赤い宝石のようである。

                      ピラカンサは、常緑低木なので鉢植えとして用いられることも多いが、私はこの赤を
                     生け垣に眺めるのが好きだ。
                      ピラカンサとの呼び名は数種類をまとめた名称らしい。ときに「ピラカンサス」と呼
                     ばれることもある。
                      単に「ピラカンサ」というと、ヨーロッパ南部〜西アジア原産のトキワサンザシを指
                     すのが普通のようである。他に、果実がダイダイ色に熟し、葉の裏面にはフェルト状の
                     毛が密生している中国原産のタチバナモドキ(別名ホソバノトキワサンザシ)や、カザ
                     ンデマリ(別名ヒマラヤピラカンサ、インドトキワサンザシ)などがある。
                      日本に導入されたのは明治時代とのことである。果実が美しく、特別な管理をしなく
                     てもよく育つので、広く普及している。花言葉は「愛嬌」、「快活」、「慈悲」など、
                     愛らしい。
                      春の花、秋の美しくたわな果実、また光沢をともない、鋸歯(きょし)がある夏の葉
                     の濃緑色と、年間を通して観賞することができ、楽しめる花木である。
 

                                                                    風次郎  

 
ピラカンサの花(図鑑から)
      

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