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風次郎のColumn『東京楽歩』
(No590H−040)
もくれん
東京楽歩(No590) 私的花語り(No40) モクレン 2019.初夏
八ヶ岳山麓南天寮の菜園の脇には赤モクレン(私はそう呼んでいる)の木があり、毎年
今頃には豪華な花を咲かせるのだが、残念ながら今年は見られなかった。丁度花が咲き始
めた4月の半ばに寒波に見舞われて、雪が降ったり、霜の降りる日が続いたため、哀れに
も花弁が寒さに焼けて黒くなったまま過ごしているのだった。気候に焼けた花は哀れだ。
東京の自宅近くで毎朝散歩の折、府中街道沿いに咲くハクモクレンを眺めたが、南天寮
の紅いモクレンの木は私が南天寮を預かることになった頃の春、日本橋の千疋屋の店先で
通りすがりに紅白のモクレンの苗を一対買ってきて植えたものだ。
白い方は幼木の頃、根っ切り虫にやられて倒れてしまったので、一本で成長したがもう二
十年にもなり、かなりの大木である。やはり南天寮の初夏には紅いモクレンも見たかった。
と思っていたところが、南天寮の入り口通りにある、和茶の喫茶店の玄関前にある紅いモ
クレンの木は、まだ若木で、花芽が遅かったせいか丁度連休終わり頃咲ききっていた。
見頃で美しかった。
モクレンは、木蓮、木蘭、Magnolia quinquepeta もしくは Magnolia liliiflora、中
国では紫玉蘭と表記する。木蘭、辛夷、木筆、望春、女郎花とも呼ばれ、モクレン目モ
クレン科モクレン属の落葉低木である。
花が紫色であることから、シモクレン(紫木蓮)の別名もあり、ハネズ、モクレンゲと
呼ばれることもある。
昔は「木蘭(もくらん)」と呼ばれていたこともあるようだ。これは花がランに似ていること
に由来するとか。今日では、ランよりもハスの花に似ているとして「木蓮(もくれん)」と呼ば
れるようになったのだそうだ。
モクレン(木蓮)は空に向かって美しい紫色の花を咲かせる春の花、ということになって
いる。日本での歴史は古く、平安時代に書かれた書籍には記録が残されているという。ま
た、海外でも人気が高く、欧米では街路樹や庭木に利用される。アガサ・クリスティーの
小説にもマグノリア(木蓮)が登場する。
通常、モクレンというと紫色の「シモクレン(紫モクレン)」をさすのであるが、近年は
白色の「ハクモクレン(白モクレン)」が広く栽培されるようになった。
「モクレン」と「ハクモクレン」は花色以外にも違いがある。「シ(紫)モクレン」は
根元から複数の幹が立ち上がり、4 〜5mほどの中高木。花びらは6枚で、がくは3枚、雄
しべと雌しべは多数が螺旋状につく。開花中に葉が出て花が終わるころには葉に隠れてし
まうのである。一方「ハク(白)モクレン」は幹が単一で太く、高さが 20mにもなり、花
びらは9枚で開花後に葉が出る。
☆
「モクレン(木蓮)」の花言葉は「自然への愛」「持続性」。「自然への愛」という花言
葉は春に花と葉を一気に芽吹かせる姿に由来してるという。また、モクレンの木は恐竜が
生きていた1億年前頃には存在していたとされ、その頃から変わらずに美しい花を咲かせ
ていることから「持続性」という花言葉が付けられたのだという。
白い木蓮(白木蓮)の花言葉は「高潔な心」。
モクレンは、とてもポピュラーな花木になった。
風次郎
新府中街道のハクモクレン(こぶし)
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