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風次郎のColumn『東京楽歩』
(No504H−032)
東京楽歩(H-504) 私的花語り(No32) むくげ(木槿) 2017.夏
今年もむくげ(木槿)の花が咲く季節になった。
7〜10月に淡いピンクや白い花びらの大輪を咲かせ、日本では全国的に咲く。都
市部でも、街路樹や公園の木に利用され、見かける機会も多い花である。
日当たりのよい適潤地で良く育ち、成長が早く、刈込に耐え、移植も容易で土地を
選ばない。暑い夏の季節を通して炎天下に美しくたくましく咲くので、私には夏の元
気を感じさせてくれる花だ。
朝花が開き、夕方にはしぼむが、翌朝は開き2〜3日は咲き続ける。八重の長く咲
くものでは2週間くらい咲き続ける種類もあるとのことだ。しかし、散り方が花びら
を落としていくのでなく、花首からポトンと落とすのが影響しているのか、また白居
易の詩の誤訳からか、一日花との誤解がある。
ムクゲは、日本では奈良時代から栽培されていたと記録が残り、秋の七草としても
知られる歴史ある花である。
学名Hibiscus
syriacus科・属名アオイ科・フヨウ属英名Rose of sharon Shrub
althea 原産地は中国、東南アジア、インド。花の色は白、赤、ピンク、紫、がある。
別名木波知須(キハチス)、和名は、「むくげ」。「槿」一字でも「むくげ」と読
むが、中国語の木槿(ムーチン)と書いて「むくげ」と読むことが多い。また、『類
聚名義抄』には「木波知須(きはちす)」と記載されており、木波知須や、単に波知
須(はちす)とも呼ばれる。
『万葉集』で秋の七草のひとつとして登場する朝貌(あさがお)がムクゲのことを
指しているという説もあるが、定かではない。白の一重花に中心が赤い底紅種は、千
宗旦が好んだことから、「宗丹木槿(そうたんむくげ)」とも呼ばれている。
隣国大韓民国では国花に指定(ただし法的な国花の位置付けはない)され、国章に
も意匠化されており、ホテルの格付けなどの星の代わりにも使用されている。9世紀
末の新羅が、自らを「槿花郷」(=むくげの国)と呼んでいたことからの由来であろ
うか。
日本では、北斗市、清里町、壮瞥町の花・木にも指定されている。
ムクゲ(木槿)の花言葉とは『信念』『新しい美』である。
学名が「Althaea
frutex(低いタチアオイ)」ということから、タチアオイと同じ
「信念」を引用したのであろうか、これは、十字軍のシリア遠征の際にタチアオイが
持参されたことの由来ということらしい。
「新しい美」は、次々と新しい花を咲かせることにちなんで付けられとされる。
ムクゲはフヨウと近縁であり接木が可能。
暑さで人や植物が元気のなくなる季節に、次々と大きな花を咲かせるムクゲは、盛
夏を彩る代表的な花木といえるだろう。薬用としても認められ、夏の茶花としても欠
かせない花である。
風次郎
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