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風次郎のColumn『東京楽歩』
(No448H−026)
クレマチス
東京楽歩(H-448) 私的花語り(No26) クレマチス 2016.初夏
勤務という日課から離れて毎日を送るようになってから、自宅の書斎で過ごすことが多くなっ
た。6畳の二方に窓、半間のドアを除けば本棚で埋め、その一方の下半分には音響装置とテレビ
をはめ込み、窓側にデスクを置いたというこじんまりした部屋である。昭和六三年の春、地方勤
務を終えて東京に落ち着く頃、中二階に増築して誂えた「マイスペース」である。
玄関側のベランダに出ると、手すりに這わせたモッコウバラの向こうに毎年クレマチスが咲く。
近所の花屋さんで求めた鉢を地植えにして育てたものだが、門扉の脇で出入りする時にホッと
見上げる初夏の花である。
今年もクレマチスの花が綺麗に咲いて終わった。そう、そろそろアジサイの咲く「梅雨」が来
るのだろう。
☆
クレマチス(Clematis)は、キンポウゲ科センニンソウ属のことである。クレマチス属ともい
われる。
園芸用語としては、このセンニンソウ属の蔓性多年草のうち、花が大きく観賞価値の高い品種
の総称。修景用のつる植物として人気があり、「蔓性植物の女王」と呼ばれているから気高い。
センニンソウ属は北半球に広く分布しているが、クレマチスの原種は約300種類存在すると
言われ、日本をはじめ中国、ヨーロッパ、ニュージーランド、アメリカ合衆国テキサス州など世
界各地で見られるという。
花名のクレマチスは、ギリシア語の「 klema(つる)」に由来する。その名のとおり、修景用
のつる植物として人気が高い。
テッセン(鉄仙)およびカザグルマ(風車)はクレマチス(センニンソウ属)に属する種の名
前だが、園芸用のクレマチスを指して「鉄仙」や「カザグルマ」の名が使われるとのこと。
私はクレマチスとテッセンは同一と思っていたが、同族異種であることを知らされ、今でも戸
惑っている。なかなか見分けられず区別がつけにくい。
テッセン (鉄線、学名: Clematis florida )は、キンポウゲ科センニンソウ属(クレマチス
属ともいう)のつる性植物。鉄線葛、鉄線蓮とも呼ばれている。
一方で、クレマチスを指して「テッセン」と呼ぶこともあるのだとも言われると聞いた。花は
白色で、4cmほどのがく片が6つ。越冬する多年草であるが、つるが枯れているので注意深く
扱わないと折れやすく損なってしまう。
原産地は中国で、鉄線蓮(中国語: 鐵線蓮 (鐵綫蓮))と呼ばれており、日本でも別名として
使われ、江戸時代1661年〜1671年ごろ日本に移入された。
「鉄線」といえば和風のイメージで、「クレマチス」なら洋風と、どちらにも合うイメージを持
つクレマチスの属である。つる性多年草で結構逞しい。しっかりとしたつるに支えられた茂みと、
立派だけれど主張しすぎない花とが、ガーデニングにも好もしい。西洋でも人気の植物である。
花弁をもたず、花弁のように変化した萼を持つ点が特徴で、原種は花も小さく、花色も限定さ
れていたそうだ。
種子(実際は果実)は先端に鞭状の突起があり、その表面に多数の綿毛をはやす。葉は三出複
葉か二回三出複葉で、つる性のものでは葉柄は他の植物の茎などにやや巻き付き、掴むような感
じになって茎を固定する。
日本産のものを調べてみたら、ボタンヅル、センニンソウ、ハンショウヅル、カザグルマ等が
ある。ボタンヅル、センニンソウと呼ばれるものは小型の白い花を多数着け、ハンショウヅルは
釣り鐘型の花を少数着けるという。
鑑賞用には、これらではなく、カザグルマのように大柄の上向きに平らに開いた花をつけるも
のが喜ばれ、人工交配品による種も作られている。交配は原種をもとに何世紀にもわたって続け
られ、現在では2000種を超える交配品種が生み出されているとのこと。一重咲き、八重咲き、
万重咲き、チューリップ咲き、釣鐘型と多くのバリエーションがみられるという。
つるを残し越冬する旧枝咲き(モンタナ系、パテンス系など)や新旧両枝咲き(フロリダ系、
ラヌギノーサ系など)と、地上部が枯れ翌年に新枝を伸ばす新枝咲き(ビチセラ系、ジャックマ
ニー系など)がある。我が家の物は新枝咲きである。
日本や中国では大輪のクレマチスを鉢に仕立てて鑑賞するが、ヨーロッパ原産種およびその交
配種は花が小さいことから、ヨーロッパでは主に修景に用いられるという。最近はバラと組み合
わせてオベリスクやアーチに絡めたり、ワイヤーで誘引し壁面を這わせる仕立て方が人気でイン
グリッシュガーデンの主役を飾るのだそうだ。
クレマチスの花言葉は、「心の美」「精神の美」「旅人の喜び」といった優美なものが、「愛
のたくらみ」「策略」「旅人の喜び」などが続くのは怪しげを連想させる。花に猛毒があると言
われるから、印象の気高さとは裏腹、さもあり難△?‐‐‐か‐‐。
風次郎
テッセン
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