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風次郎のColumn『東京JOYLIFE』
No299(C-27)
塩崎駅ホーム
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中央線各駅停車 27.塩崎
竜王駅を発った下り列車は間もなく釜無川流域に車窓が開けたあたりで大きく北にカーブ
を描いて進む。
その先にもところどころに流域に向けて迫り出した台地があるが、鉄道がトンネルを用いて
いるのは一カ所だけである。
疎らに広がる民家の間を進み、数年前に完成した中央道から富士川流域へ南北に延び
る中部横断道との交差を過ぎると塩崎駅へ至った。
塩崎駅は、甲府寄りの隣駅竜王駅管理下に属する無人駅である。
相対式ホーム2面2線に沿ってホームが設けられたのみといった簡素な感じの駅と言った
ところ。
上りホームには駅舎は設けられておらず公道から階段を上ったところに券売機が1台
設置されている。
下りホームも駅舎代わりと言うようなコンビニエンスストア「ジェイショップ塩崎」
の脇から階段を上るようになっているが、このコンビニも店を閉めているようである。
ホームは築堤の上に置かれた状態で、嵩上げされているわけではないが駅舎などから
見ると高い位置にある。上下線二つのホームは跨線橋や構内踏切ではつながっておらず、
連絡は一旦駅を出てから低い位置にある公道を使って線路をくぐるのである。
降り立ったのは4月の陽の当たる午後だった。
駅はホームの改築工事が進行中でブルトーザーとショベルカーが上り線の脇で唸りを
あげていた。作業の人は「ホームを広くして道路から入りやすくするのだ」と言っていた。
この駅は何とも寂しい印象であった。
昭和初期からの駅設置運動が行われ、それがやっと戦後に具体化し、建設費を地元負
担の請願駅として建設されたとのことだから質素なのはやむを無いのだろうか。発足後、
甲府近郊としての利用者も多かったようだが、自動車の普及により利用者は減少、いま
は日に1000名ありやなきや、とのことである。
竜王駅と同じ山梨県甲斐市にあるが、こちらの駅名は開業当時の村名である、山梨県
北巨摩郡塩崎村に由来している。
駅の東側に小高い丘が続き、学校とシャトレーゼのベルフォーレワイナリーが見えた
ので、釜無川を眺めようとベルフォーレワイナリーまで歩いてみた。
南アルプス連峰一望のもとに釜無川の流れが、傾き始めた陽に煌めいていた。
風次郎
塩崎駅上り線ホーム入口(左)と下り線ホーム入口(右)
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