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風次郎のColumn『東京JOYLIFE』  
   No254(C-13)
  
 梁川と鳥沢の駅舎
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                                                     2012年06月3日
中央線各駅停車13.梁川から鳥沢へ
                                                  

                      このあたりの沿線を流れる桂川は渓谷と言うに相応しい。山を越えた大月までは富士の裾
                     野を水源の山中湖から延々と流れてくる川である。
                      富士山北麓の水を集めている川筋は、山中湖からまず北西に流れるが、富士吉田市で北東
                     に折れ、都留市を経て大月市で流路を東に変え、このあたりの山間を縫って相模湖と津久井
                     湖(ともに相模原市)という知れ渡った2つのダム湖を満たし、以後ゆるやかに進路を変え
                     て厚木市からは南にまっすぐ下って神奈川県中部を貫き、平塚市・茅ヶ崎市の境付近で相模
                     湾に注ぐのである。呼名も相模湖から先は「相模川」と親しまれているが、河口近くの下流
                     では、馬入川(ばにゅうがわ)と呼ばれている。
                      古くは、鮎が釣れたので鮎川(あゆかわ)と呼ばれたそうだ。

                      駅も梁川駅からは大月市に入る。しかしまだ山中、山中ではあるが、鉄道も川沿いに続い
                     ていく。

                     (1)梁川
                      並行する桂川沿をトンネルを潜りながらの登りである。
                      四方津から、やや長いトンネルを通過する。そして掘割、谷を越えて列車は進むが、この
                     トンネルの山斜面に幾つもの部落があるのだ。人々には駅が大切であった。3つのトンネル
                     を越えて梁川駅に着く。 
                      駅は桂川側、下に位置する国道20号より高いところにある。駅周辺は坂が多い地形で、
                     住宅は国道20号よりさらに下に位置した箇所に多く、駅の至近にはわずか。1日平均乗
                     車人員は300人に満たない寂しい駅と言おうか。
                      当駅は無人駅なので、大月駅が管理しているとのこと。当駅で駅員に用事があるときはイ
                     ンターホンを使用するが、これには隣の鳥沢駅員が応答する。ホームの幅が狭いため列車が
                     通過する際は注意が必要である。

                      大戦後の1949(昭和24年)4月1日日本国有鉄道の駅として開業。
                      1985年(昭和60年)3月 無人化され、1987年(昭和62年)4月国鉄分割民
                     営化により、東日本旅客鉄道の駅となった。また、平成2年11月には過激派による放火が
                     あって駅舎が焼失した事件があった。
                      駅周辺は竹林、島式ホーム1面2線を有する地上駅。ホームの四方津方の端からのびる跨
                     線橋が駅舎にそのままつながっている。
                      駅舎は木造で、内部には待合所、乗車駅証明書発行機および簡易Suica改札機とトイレが
                     あった。何とも小さくてユニークである。

                     (2)鳥沢
                      梁川から、あいかわらず山間を縫うように、すぐにトンネルに入る。ひとつやり過ごすと
                     谷間に渓流の見える場所があるが、そこから中央道に架かる橋が見える。又トンネル、山の
                     腹に食い込んでいくような感じだ。今度は計4つのトンネルを越えて鳥沢の駅に着いた。

                      鳥沢駅(とりさわえき)は、川を見下ろす斜面の北側にある。 
                      ここも大月駅管理の業務委託駅(東日本環境アクセス委託)。1日の利用客はここ数年役
                     1000人といった山中の駅である。
                      島式ホーム1面2線と下りの貨物列車用の待避線を持つ地上駅。ホームは嵩上げされてい
                     ない。跨線橋が互いのホームを連絡している。
                      ここも木造の駅舎であったが、梁川駅よりは大きく田舎の駅としての風情は懐かしさを醸
                     し出しているように思う。
                      鳥沢駅の在所はは大月市富浜町である。
                      駅の近くにある数軒民家はそれぞれ大きな構えの屋敷だった。庭に桐の大木が季節の花を
                     つけている家があって見事だった。
                      周辺は隣の梁川駅と比べると建物が多い。特に古い貫禄のある民家の建物が目立つ。この
                     あたりは歴史上、街道山越えにかかり、「鳥沢の宿」が置かれた所である。

                      ホームには扇山高畑山登山口の立て看板がニョキッと立っている。駅からの手ごろなハイ
                     キングコースと言うことか。
                      扇山は1138mでそう高い山ではない。山梨百名山の1つで、鳥沢駅から日帰り登山が
                     できる。広々とした山頂は富士山の眺望に恵まれ、例年5月には、ツツジの群生地として多
                     くの登山客を楽しませているとのことであった。
  
                      列車が駅を発ち猿橋に向かうと、新桂川橋梁の下あたりから一定の集落となっている。
                      この鉄橋からは、雄大な景色が望めるということで、車中から写真を撮るためにわざわざ乗
                     車する人にも出くわすことがある。
                      このあたりからは集落も大きく広がって見える。

                                                            風次郎           

  
梁川駅舎内部                      鳥沢駅のホーム

  

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