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風次郎のColumn『東京JOYLIFE』
No230(C-11)
上野原駅
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2011年11月27日
中央線各駅停車11.上野原
東京から向かうと一つ手前藤野の駅からの視界はまだ広く、集落が沢山眺められるほうだ。
しかし上野原の駅はこれまた山の斜面の中間にあって、川原の広がりを見下ろすと言っ
た印象の勝るロケーションにある。
列車が藤野駅を発つと、川へ向かい川を越え、そして又トンネルに入る。一旦はトンネ
ルを出ても谷を越えてまたトンネル、広かった視界がどんどんなくなり、山中に入ってい
く感じはますます高まる。やがて続きのトンネルが終わると右側に競りあがっていく掘割
を通過し、山の斜面中腹にある上野原の駅に着く。駅周辺に街の広がりはない。
この駅はJR直営駅であり、管理駅として隣の四方津駅をも管理しているという。
駅に降り立ってみると、ホームの幅が大変広い。駅が斜面の途中に駅があることから、
特異な構造をしており、駅舎がホーム上中央に設けられている。ホームから改札口を通っ
て駅舎に入ると階段が上に伸びている。そこからこの駅の南北に橋が伸びており、それぞ
れ南口、北口となっている。駅としてはこのあたりではそこそこの規模なのであろう。駅
名の看板が見つからず3つある出口の一つ弧線橋を降りた片方の南口にやっと探し当てた。
駅舎は1955年(昭和30年)4月にできたものとのこと。この駅は大きく見て3段
になっている。北口はバスのりばで、南口は階段を下ったホームより低い位置にあり、南
口は民家の立ち並ぶ中にある。つまり、北口が最も高く、間にホームと駅舎があり、最も
低いのが南口である。
商業地、街並みは北口から1km以上も坂を上った先にあるのだった。
駅に降りて北口から町に向かうのに、私はバスの回転も難儀をするほどと言われる狭い
広場を横目に、歩行者用の階段道を登り高速道路の先を15分も歩いた。
相模川は山中湖を水源として時計回りに山梨県大月、神奈川県相模原、厚木、平塚と富
士山を取り巻いて巡るユニークな流域を持つ川である。川の名も桂川、相模川、馬入川と
地域によって呼称が変わっていく。
この上野原から上流は桂川と呼ばれる流域になるが、駅からさらに下に見る深い大きな
渓谷は大菩薩峠を水源とする北からの鶴川がここで仲間川を伴って西から来る桂川と結集
する。流れは「相模川」と名を変えるが、この深い渓谷の地形は太平洋へ向かう合流点と
して時の流れが刻んだ自然の造形であろう。
中央線はここから桂川を辿って大月へ、山中を走ることになるが、恐らく古い時代には
甲州と武蔵を結ぶ街道筋は大菩薩峠から青梅へ下るのが通常であった時代、相模へ向かう
隘路として鶴川をくだって来る人々がこの町に宿を求めたのであろうか。合流地点の近く
に元船着場と言われる所や鶴川宿跡がある。
古い町は甲州街道が通っている高台にあり、鉄道はトンネルをつなげ易い地点に造られ
たことが頷ける。
風次郎
上野原駅のホーム
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