東京はくちなしの花の季節が過ぎようとしている
花言葉は幸せ  

                                                                  Music by Music Cafe-Megumi Ichihara
                                                                    (挿入曲 モーツアルト ソナタK331)

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風次郎の『善言・愛語』
――日々心の修養の為に――
Tokyo Joylife No597(A036)
 

                               「より良く人生を生きたい」
                              これは誰もが望むことだと思う。
                               しかし、これを実現することはなかなか難しい。そう思いつつ日々を過ごすことが人生そのも
                              ののようにも思う。
                               だから心の修養を心掛けるということなのだろう――。
                             
                               風次郎も凡人として、生き方を事につけ思い巡らしている。
                               そんな日々の中で留めたい珠玉の言葉を見つけたり、注目して記してみたいと思う。
                               どうか読者の方々も賛同いただけたなら、生き方の中へ加味していただきたい。

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                                                     2019年7月7日
  36.丹精
                                                    風次郎
                                                  yahfuujiro3@yahoo.co.jp
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                          おいあくま

                           『自分自身の感情をコントロールする。=「お、い、あ、く、ま」の戒め』と、古いノートに
                          書きこまれてあった。
                           事に臨んで、自分の心の中に住んでいる“悪魔”に向かい合い「おい!あくま!」と語りかけ、
                          先ず自省すべしの教訓である。
                           会社勤めの頃、上司に教わったのであったが、住友系の会社であったので堀田庄三氏(旧住友
                          銀行頭取)の人間力をつけるという講話からの引用であった。

                           「おいあくま」は、

                            「お」 怒るな
                            「い」 威張るな
                            「あ」 焦るな
                            「く」 くさるな
                            「ま」 負けるな、であり、

                            怒れば、周囲が萎縮し、
                            威張れば、周囲から反発が生じ
                            焦れば、ミスが生じやすく
                            腐れば消極的になり
                            負ければ自信喪失になる、との戒めである。

                            いつもこの言葉を自戒として人間力を養おうと、住友銀行の頭取を18年6ヶ月の長きにわた
                           って務めた堀田庄三氏は、社員への訓示に、一貫として「おこるな・いばるな・あせるな・くさ
                           るな・まけるな」の五項目を説き続けられたと伝わる。

                            只、他に 101歳を全うされ遷化した臨済宗妙心寺派の名僧、松原泰道師も晩年、「おいあくま」
                           をよく語られたというから、善宗派のどこかに由来を見るのかも知れない。

                            「おこるな・いばるな・あせるな・くさるな・まけるな」は、人生の5訓とも言える。

                            負ける・・とは語源が「滅気入る(まける)」である。勝つは語源が「気通(かつ)」である。気
                           が浮足立つ迷いの状態が≪おいあくま≫なのだとのことだ。
                            西洋の概念での悪魔と違い、東洋の「あくま」は、内在の「迷い」を象徴していると言われる。
                            その反対語が仏説では「ほとけ(仏)」=「(解脱)げだつ」で、「ほとける」とは、ほとけ
                           て、大自由・大自在に成ることという。
                            悪魔といえば人を惑わし苦しめるものであるが、その正体は、それは他でもない自分自身なの
                           であろう。自分の思い通りにしたいという願望、自分の思い通りにならないという不満、自分が自
                           分が、という「こころ」が悪魔となるのである。

                            ものごとが上手くいかず、悪魔が現われて、他の人と比べて自分はダメだと腐ったりして、し
                           だいにイライラしてきて「もう放り投げてしまいたい..」などと考えたとき、「おいあくま」と
                           粘り強く自分自身をたしなめれば、逆に「こうした機会をいただけるのは有り難いことだ」と反
                           省の機会になるのである。「自分にできることを頑張ろう」と前向きな気持ちも自然と湧いてく
                           ることになるのである。
                               
                                                 *  *  *  *  *

                            「おいあくま」と自分に呼びかけて「はい」と返事をしてみることです。
                            「おいあくま」と自分に呼びかけて、悪魔と「さようなら」することです。
                            自分の損得にこだわる「私」を認めて消していくことで、見えてくるのが感謝と謙虚なこころ
                           だと言われます。
                            いわゆる仏の心に気づける合い言葉でもある、とも言えるのでしょうか。
                           
 
                                                                      風次郎
                          


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