アントニヌス・ピウス
Music
by Music Cafe-Megumi Ichihara
(挿入曲 モーツアルト ソナタK331)
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風次郎の『善言・愛語』
――日々心の修養の為に――
Tokyo Joylife No520(A018)
「より良く人生を生きたい」
これは誰もが望むことだと思う。
しかし、これを実現することはなかなか難しい。そう思いつつ日々を過ごすことが人生そのも
ののようにも思う。
だから心の修養を心掛けるということなのだろう――。
風次郎も凡人として、生き方を事につけ思い巡らしている。
そんな日々の中で留めたい珠玉の言葉を見つけたり、注目して記してみたいと思う。
どうか読者の方々も賛同いただけたなら、生き方の中へ加味していただきたい。
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2018年1月6日
18. 平静 年頭所感
風次郎
yahfuujiro3@yahoo.co.jp
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東京は良く晴れて穏やかな3が日であった。
私は元旦の朝愛犬を伴った近くの氏神様へ初詣をした以外どこへも出かけず家に居た。
そして、十何年振りに孫を含めた十一人の私の家族全員が揃った元日の夕食を楽しみ、正
月を「平静」に暮らそうと心がけ、なるべく私感をはなれて受け身で周囲の状況を受け止め
てみようと思って過ごした。
「平静」という言葉は、昨夏百五歳を全うして逝った聖路加病院の医師日野原重明氏から
書物を通じていただいた言葉である。
師はまた、この言葉をアメリカの医人ウイリアム・オスラーの書『心の平静』のなかに見
出したとのことであった。
師が敬服していたオスラーは、この本の中でローマの名帝王アントニヌス・ピウスが臨終
にさいして「人生を一言で言うなら心の平静である」と言ったことを引用している、と書か
れていた。
「平静」国語大辞典を紐解くと――おだやかで静かなこと。静かに落ち着いていること、
また、そのさま――とある。
ローマ帝政の草創期を担いつつも、血族の地位保全に予断を許されなかったアントニヌス
・ピウスにとっても彼の人生における課題であったのだろうか。
医師という天職に身を捧げてきた日野原医師は、その使命感とともに人の死を見つめる機
会に多く遭遇せざるを得ない宿命にありましたが、こと事に臨んでの「平静」は、掲げる生
き方の選択でもあったのか、と小生は傾聴する気持ちで受け止めています。
師はこの言葉を、これは偶然に遭遇したよど号ハイジャック事件の人質となった時にも自
分に言い聞かせた言葉であったと述懐している。「恐れることはない」ということ、「どん
な時でも集中できる心をもつこと」、そして「死は誰れにもくるものであること」が教訓であるよう
に語られる。
今、時代が大きく変わろうとしているのだろうか。
AIに象徴される技術革新は進み、世界は小さくなって、いつでも見渡していなければならず、
素朴に隣同士や、言葉や風習の通ずる者同志で生きていることは、今やこの社会では許され
ないのか?の感もあったりする。
幸い、私たちには戦争のないときが72年間も続いた。平和ボケなどしてはいない。が、一方
で世界には戦争(人同士の争い)はいつも、今もある。私たちにも戦争の機会が忍び寄っている
とも言われている。
そしてまた、資本主義は自由主義と相まって発展したが、その果ては、終焉ではなく社会主
義や共産主義を再び求めるようになり、そしてまた混乱や独裁を繰り返すのだ、との学識論も
耳にする。
世の中は難しい。
そんな人間社会を「平静」の心がけで、時に見つめるのは良いことかもしれない。
風次郎
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