2000.10.7〜14
スイスの山並みを越えていくハイウェイ
バスはトゥーン湖の畔を北上して、ベルンに向かう。
ベルンから、モントルーを経由して、レマン湖北側のハイウェーをジュネーブに向かうのである。
雨の中といえ、あくなく広がるスイスの草原は、いずこも本当に十分な手が入れられ、農家がいかにも豊かに見えた。人口が
少ないとか、永世中立が出来る条件が整っているとか、環境の違いはあるだろう。が、この自然を活用し、適切に美しく、豊か
な社会が存在していることを、素晴らしいと思う。
日本だって、何かできなければいけない。美しく豊かな自然の風光を活かしたパホーマンスは、楽しいことの筈だ。
モントルーに向かう山並みのハイウェー沿いでも、レマン湖岸のハイウェイからも、山と草原は同じように続くのであった。
ジュネーブの街へは、夕闇迫る頃到着した。
丁度ラッシュの時間帯になり、バスは国連施設の方からコロナバン駅に向かったが、渋滞を余儀なくされてしまった。しかし、
風次郎とはなにとっては、3年前にモンブランを訪れたとき、コロナバン駅近くに2泊した懐かしい街を、のろのろ走るのは、か
えって好都合だった。久しぶりに見る、都会の街明かりが、余計にその時のことを懐かしく蘇らせた。たった2泊だったのに、
随分永くいたような想いが涌いてきて、パリへ発つのに、後ろ髪を引かれる思いであった。
○ ○ ○ ○ ○ ○
TGVはコロナバン駅を19時15分、予定通り静かにスタートした。
はなは、
「ユングフラウで降られたひとは、もう一度来たくなるから良いのだそうだって!」と言った。
風次郎は、
「その時はマッターホルンもみにいかないとね。」と返した。
街灯りがジュネーブを離れるTGVの車窓に飛び、その数を減らしていく。
フランスが誇る国際列車は、やがて国境を越えて行く。
ジュネーブ・コロナバンを発つTGV
〔旅行記 終了・パリの部分は「パリの思い出」に追記〕
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