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風次郎の『八ヶ岳山麓通信』No88

  
     入笠山の秋空
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                                                2004年10月10日
                   台風
                                                     風次郎
                                                  fuujiro@jcom.home.ne.jp
            

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ついに台風も今年のエピローグをやってのけたか。一度は関東を攻めねば収ま
るまいと思っていたが----、猛暑、台風と厳しい季節の象徴をもって自然の力を
見せつけられてしまいました。
 地域によっては度重なる被害にあっている方々も多い由、
お見舞い申し上げます。

 台風の進路は気圧配置の隘路を縫うように北上し、偏西風の下に南下して来る
大陸の気圧との鬩ぎ合いが日本付近で生じ、その接点をスライスして大洋に戻る
のです。秋が深まるとすでに北、中、南アルプスあたりまではもう冷たい大陸の
空気が寄せてきていますから、進路は東日本縦断と予想がだされるのでしょうが、
いかに勢力が強くても、もう寒気が八ヶ岳山麓まで来ていますから、偏西風の後
押しを受けている大気には太刀打ちできないのでしょう。もう南の暖かい勢力が
活躍できる季節ではなくなりました。上陸したというのは面子のみ、自然の仕組
みは覆すことは出来ません。富士山を越えることは出来ないのです。

 この台風一過は一気に秋を深め、いっぺんに東日本を紅葉で埋め尽くすことで
しょう。紅葉は一気にくるときが美しいものですが、
せめて紅葉くらいは美しくあって、楽しませてもらいたいものです。

 豪雨の最中、拠所ない事情があって中央道を長野へ走りました。昼のひと時の
憩いに水野美術館を訪ねると、日本庭園の池に寄せる雨の滴りは、激しくも静か
でした。池を囲む広がりは白砂に松と石。冠木門に続く彼方の甍が薄く光る中に
見たものは、雨中にある墨絵のような無采色の美でした。
 帰りの高速道路では、道脇の紅葉に豪雨を忘れさせられる思いの、
色豊かな鮮やかさを見ましたが。
                          (風次郎)


                                                                      

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