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風次郎の『八ヶ岳山麓通信』No87

  
     八ヶ岳の裾を流れる霧
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                                                2004年10月2日
                   秋晴れ
                                                     風次郎
                                                  fuujiro@jcom.home.ne.jp
            

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10月1日金曜日。10月の初日に相応しい抜けるような青空の朝を迎えた。
さすがに列島縦断を予想させた大型台風21号も、最早多すぎた激しい襲来に疲れ、
中部山岳地帯で前線との融合がままならなかったかのように、
その先の大暴れが出来ず去って行った。ほっと胸をなでおろした。
 小雨と黒雲を少し残した前日の空がすっきりした青空に変わって、
暦を捲ると同時に爽やかな秋を迎えた一日だった。

 早朝の静かな道を歩いていくと、諏訪湖の上空から富士見高原に向かって高気
圧に誘われた霧がグングンと寄せて来るのだ。
この霧は、霧が峰高原に上って空に消え行くもの、
東の八ヶ岳連峰にぶつかり裾野を走って南へ向かうもの、
そして湖上から西山連山に沿って富士見高原を埋め尽くし
釜無渓谷に漂って南アルプスの上空に消えていくもの、
それぞれが早い動きを展開する。
「千と千尋」で有名な宮崎氏は八ヶ岳南麓から見るこの早い霧雲を
動画にふんだんに取り入れ、自然界の神秘な雰囲気を現すのに使っている。

 街の中の舗装道路の上を滑るように動く霧の様まで見える朝だった。
 私はその霧に包まれて濡れながら、
この霧の上には新鮮な青空の広がりが約束されていることを思いつつ、
街を離れ、旭が丘の尾根道を、小高い山の上にある丸山公園に辿り着いた。
 高所から眺めると、這うものと、登るものと入り交じった
好天の予兆である朝の霧は、次第に東の八ヶ岳山麓と西山裾二手にかたまり、
流れの道を狭めていった。
それぞれは南へ南へと向かう。
 東に続く八ヶ岳連峰、片や西山の峰は守屋山、入笠山、釜無山である。
やがてその間、
富士見高原と諏訪原一帯に広がる大きな大きな空はくっきりと青、青、青。
秋の青空。
 入笠山のすぐ上に月齢16日の月が白く浮かんでいた。

 週末、山麓は諏訪大社の100を数える小宮の御柱祭りがピーク。
秋晴れの郷に透き通るような木やり歌が、あちらにもこちらにも響くことだろう。
                          (風次郎)


                                                                      

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