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風次郎の『八ヶ岳山麓通信』No84

       
       台風の去った朝の雲
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                                                2004年9月11日
                  雲
                                                     風次郎
                                                  fuujiro@jcom.home.ne.jp
            

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秋を運んでくる台風ではあるが、今回は日本列島を南から北へ、
物凄く険しい爪あとを残している。
九州だけでは飽き足らず、美しい秋を待つ広島の、
神を祭った宮島さえもぶっ壊し、日本海沿岸を水浸しにして北上、
さらにエネルギーを再生して、北海道には歴史に残るほどの惨状を撒き散らした。
 色々変なことが起きている地球である。今年は気候でさえ不気味であると思う。
 中部関東から東北にかけての気象の様子は表(太平洋側)と裏(日本海側)
がはっきりしているので、台風の通り道が裏に向かう今年のような場合は、
八ヶ岳から東側は割合穏やかである。
 しかし、その東側の浅間山が火を吹いてその思いも消えた。

 そんな騒動?の列島ではあるが、
時の流れは着々と、確実な秋を現すようになった。
晴れた日の日中にはまだ夏雲を見るが、
朝夕の高い空にはうろこ状の雲が波のように美しく広がるようになった。
    http://www5f.biglobe.ne.jp/~toki-co/tusin84.htm

 私は雲のある空を見るのが好きだ。
 小学校の後半、3年間クラス担任で、いろいろな面で影響を受けたN先生は
自然や気象のことが好きな方だった。国語や算数の授業でも、
天気の良い日は近くの山に出かけ、草原の上で教科書を読んだり、
算盤をはじいたりした事もあった。
疎開してこの町に来ていた詩人、尾崎喜八先生とも親しくて、
教室に招いて小鳥や草花の話を一緒に聞いたりもした。 
 N先生は、私たちがサボりやいたずらをするとよく教室のうしろや、
廊下に立たせたが、ちょっと罪が重いと「宿題」が出された。
その宿題は「1週間以内に何か研究をしてきて皆に発表せよと」いうものだった。
私もよく立たされたが、1度だけ?「宿題」を申し渡されたことがある。
私は困って、仕方なく図書室に通い、科学辞典から雲の絵を何枚か描き写し、
「雲の研究」と称して場繕いをした。
本物の雲をよく見るようになったのはそれ以来だと思う。
 ちょっとした切っ掛けがその人の行き方に大きな影響を与えることがあるが、
これなどもその類と言えると思う。
そういえば中学3年間の担任も、気象の指導をしていたK先生で、
気象クラブの員数不足で無理矢理気象観測をさせられた気がする。
しかし、おかげで知らず知らず、気温や、雲の動きや天気の移り変わりに
関心を持つようになったことは有難いと思っている。
 空が高いとか低いとか、山の雲とか海の雲とか、天気が上り坂とか下り坂とか、
自分のフィーリングで観測や想像が出来て楽しい。
 水彩の指導をしていただいた別のK師が「君の絵は空が大きくて雲がいいね、
でも君の雲は大体山の雲だね」と言っておられた。

 私には空が大事なのだ。そこには風と雲がある。
                                      (風次郎)

                                                                       

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