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風次郎の『八ヶ岳山麓通信』 No266
八ヶ岳秋
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畑の秋仕舞 2017・秋
10月の最初の日曜日には富士見部落の秋祭りが行われる。部落の中ほどに秋葉神
社があって表向き?そこの例大祭ということになっているが、駅前部落の子供たちを
喜ばせるための神輿を担いで歩くだけのささやかな行事になってしまったようだ。
たまたま畑を片付けに南天寮に出掛けた処、早朝から花火の音がしたので祭りだと
知った。
私達が子供の頃は、青年の長持ちが出たり、商店街が軒並み売り出しで賑わったり、
家でも親戚を呼んでご馳走を振舞ったりしたことを思い出すと懐かしい。
お祭りの掛け声を張り上げて、大人の囃し立てに乗って笛と太鼓を響かせた神輿の
一団が、一時の賑やかさをつくって去ってしまうと、又もとの静かな田舎の秋に戻ってし
まった。
道路には時々車が通過するほか日中とは言え、殆ど歩く人の姿も見えない。
畑に入って、まだ収穫の終わっていないジャガイモの残りを掘った。
やれやれ、遅きに失した、ということか。半分以上の生育の良い粒はネズミに齧ら
れていた。出来栄えの悪い小粒の物ばかりが残っているしまつだった。ネズミも食わぬ
残り芋を、人間が食う、と言うも、いとをかし――つれづれなるままに――か。
只でさえ、今年の風次郎の畑は出来が良くなく、カボチャも夕顔も見事なものは採
れなかった。
一般の農家でも不作の年だったようだから、諦めねばならないことは当然と考えて
はいたが、知り合いから「芋は秋口まで畑に置くとネズミに食われるぞ!」といわれ
て慌てて掘ったのであった。
そう言えば今年はトウモロコシも殆どをハクビシンにやられた。
お盆に孫たちと収穫しようと思っていたのであったが、どうも食べ頃のものは掻き
とられて、食べ残しの実が捨てられていた。そればかりか立木まで倒されて、いささ
か辟易したものだった。ハクビシンは近所の畑を軒並み荒らしたようだ。
芋はその時収穫した分は良かった。
ハクビシンやネズミには腹が立つが、そうしたところで致し方も無い。
秋になって、これから収穫期に入る「長葱」だけがどうにか菜園の態を成している。
残物整理のような小粒のジャガイモを掘り出し、秋になって勢いを増した雑草を取
り除きながら地均しを施し、来年に備えたのであった。
何かにつけ、寂しさの重なる畑の秋仕舞であった。10月も半ばになった。
風次郎
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