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風次郎の『八ヶ岳山麓通信』 No254
     
     IAS 2016参加メンバー


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                     I.A.S. 2016夏

                               今年も夏の到来でI・A・S(International Artisuts Society)という仰々しい冠
                              名の集いを7月早々に南天寮で催した。少年時代を共にこの山麓で育ち勉学?に励んだ
                              仲間たちの1泊2日の集まりである。仲間は高校時代の同期生5人だ。
                               今年も全員集まって来たが、地元岡谷のAと船橋に住むNは夫人が健康優れず介護の
                              必要があってその手当てが必要だとのことであった。Aは夜遅くまで話し込んだが、帰
                              って行った。寄る年波には勝てぬ夫々の事情は年毎に他人事でなくなってくる。互いに
                              集まって語り合える倖せ感を味わった2日間であったと思う。

                               毎日同じくして校門をくぐり、活発に過ごした青春時代の思い出が、毎回繰り返され
                              る話題の定番であるが、世代を同じくしてだけでなく、家庭環境も似ている仲間同士の
                              話は、時代のズレを感じさせないだけでも気疲れがしない。最早後期高齢者目前の我々
                              にしてみれば、都会の酒場などでも肩身の狭さを覚えたりするから、屈託のない放談ほ
                              ど楽しいことは無いと思う。

                               しかし、そんな中、代々続いていた地元有力企業の倒産したと言う情報が入ってきた。
                               経営者は同期仲間の同級生である。ひとしきりその話題に場が引き締められた。いや
                              はや、世相は中々思うようには動いてくれないのだ。
                               二十歳代から親の後を継いで家業の紙問屋を盛り上げた彼の男は、数年前まで市の商
                              工会をも代表する立派な経営者として成功したと見られていたのだが、社会の波が予期
                              せぬところに押して出てきたのであろう。
                               かと言って、今さら励ます以外事情を解せぬ者に手立てが出来る訳も無し、静かに見
                              守るしかあるまいと――。
 
                               身につまされる話もまじえて、時を費やしたが、結局はお互いに健康に留意し、家族
                              を少しでも守って長生きしよう。と、締めくくったのであった。
                               また来夏も、“愉快な”話題で騒ごう、と声を掛けあって別れた。

                               ありきたりではあるが、この年まで曲がりなりにも大過なく生きてこられたことをつ
                              くづく有難いと思った次第である。

  

                                                                           風次郎
                                                                                

         

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