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風次郎の『八ヶ岳山麓通信』 No248
八ヶ岳秋色 富士見からの富士(2015/11)
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八ヶ岳山麓秋色
八ヶ岳山麓南天寮滞在は冬支度に精を出す日々である。11月に入って爽やかな好天
続きで助かる。
例年「文化の日」近辺は晴天で、朝は氷も張りそうな程の低温に畑や芝原を霜が覆うこ
とが多いのだが、今年はそう冷え込みはきつくないと思う。
それでも八ヶ岳には既に初雪を見て峰にはうっすらとその雰囲気を漂わせている。
紅葉真っただ中。
雑木林の椚や栗の葉がオレンジ色に輝き、モミジやカエデの赤と織り成して艶やかなア
ンサンブルを奏でる風景だ。最早山麓に圧倒的に領域を占める落葉松の森も黄葉の時とな
って、今がピークと言うべきか。
南天寮の庭先では、割合暖かな秋の移りのお蔭で、コジンマリした白樺林の葉が、枝先
にまだ少し残っていた黄色い葉を微風に散らしている。
葉が散って見えるようになった白樺の幹には、キツツキの掘った新しい穴が2つもあっ
た。昨年、建物の外壁に穴を開け天井裏に巣をこしらえたヤツラの仕業か?補強した壁に
かなりツツイタ痕跡があるから、諦めて白樺をやっつけたと言うことだろう。
ただ、白樺の穴では越冬の巣としては機能すまいから、使える巣穴ではないようではあ
る。ということは腹いせか? 鳥たちもそれぞれに冬への営みに余念がないようだ。
少し枯れかかり、伸びたままだった林の中の下草を刈った。序でに土手の草も刈った。
霜が降りる頃まで畑に置いたままの方が良いと教わった葱を収穫して、東京へ持ち帰る
ことにした。持ち帰ったら軒下に並べて土をかけておくのが良いのだそうだ。
畑の今年の事はそれで全部終わりである。
11月になると午後の陽の傾くのはとても速い。草を刈ってすっきりした庭をベランダ
から眺めてホット寛ぐ。
最早西山の稜線に届くほどまで降りた陽が、白樺の木々を斜めに照らし、その長い影が
畑の黒土の方まで伸びている。空気が澄んでいて、光が鋭い。
私は、あわてて外に出て、東側の尾根道まで駆け上がった。
八ヶ岳は横長の一つの雲を掲げて全景が陽を浴び、南遥かには富士の姿まで現わす秋の
大パノラマが広がっていた。
高原の秋は美しい時を急ぎ足で通り抜け、間もなく冷たい冬を迎える。
風次郎
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