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風次郎の『八ヶ岳山麓通信』 No233
盆の花南天寮の「おいらんそう」(2014.08.16)
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2014年8月10日
盆と終戦記念日
風次郎
yahkoba3@yahoo.co.jp
「終戦記念日」は私の父の誕生日が8月15日であったし、盆のさ中にあることから、毎
年印象深い日となる。
私は満州のハルピンにあった日本軍属の宿舎で生まれ、終戦の年に母と兄姉に連れら
れて引き揚げ、8月下旬に父の故郷であるこの富士見に来たのであった。
当時3歳、記憶に残っていることは大してないが、以来70年に近い年月が流れた今日に
して、日本にとって「敗戦」という大きな歴史上の節目を国家が享受したことは、大いに「記
念日」に値するといって良いのであろうと思っている。
今、「歴史認識」が叫ばれている。
国民的に取り上げるべき課題だと思う。特に諸国との平和を築く為の「友好」というテー
マに於いて。
私的に理解すれば、「正しい歴史認識」と叫ばれているとは言うものの、私たちの在り方
に些か違和感を覚えるのである。お互いの目線が合っていないのではないか。
近くにある大陸の国々に対し、一刀両断にこちらから正しい歴史認識を迫るのではなく、
時に現実の問題をさて置いて、先ず我が国が彼の国から享受した好ましい歴史遺産の数
々を掲げる事から着手しても良いのではないだろうか。
少なくも、歴史が形成される時代に、この国の基となった思想や文化は大陸から伝わって
来た事に異を唱える者はいまい。我々の現在の精神構造は、其の上に積み上げられて
来たのである。その意味で私たちは近隣の国々と繋がっている。何よりも互いが近くにい
るのだ。
敗戦国となった我が国の民が、彼の地からの引き上げにあたっても、人と人の姿として
情の触れ合いが数多くあったと聞く。
大戦により、敗戦国となったこの国を支配したのは米国であった。
以来、現今に導かれた数十年の経過に、少なからずの恩恵を認めなければならぬこと
は当然である。そこは更なる関係を保つとしても、正しい歴史認識を叫びつつ今一歩国際
関係に友好を広げるには、先ずともかく、アジア近隣諸国との友好関係樹立は必須である。
まして敵外的印象を少しでも拭う努力が欠かせないと思う。
「終戦記念日」という歴史認識はそのうえで重要である。
人と人との関係を広めるとき、総花的であることを否定してはならないと同じように、国
と国との友好を総花的と批判してはならない。
それには、それぞれ、先ず良点を見つめ、積極的に良好な関係からの成果を積み上げ
ることが現代的文化人の生き方ではないだろうか。
終戦記念日に問われることは、常に反省と指向である。
関して、反省を深く胸に置くことは、友好への足掛りを見つけ得ずしては意味を成し得な
い。
友好は、他への評価、感謝の可能性を追求することと思うのだが如何。
平成26年8月15日 (風次郎)
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