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風次郎の『八ヶ岳山麓通信』 No209

  フォレストCCフロントからの八ヶ岳全景

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                                                     2011年04月24日
シーズン開幕                        
                                                    風次郎
                                                  fuujiro3@jcom.home.ne.jp

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                遅れている季節の移りではあったが、里では桜が咲き始め、風の無い夕暮れ
               の西山に落ちる陽は春霞の中で広く静かにおぼろげにあたりを染めて沈む。春
               はゆっくりと進んでいる。
                昨年の夏まで執拗な左腕の痛みに悩まされていたので、ついに昨9月の古里
               の仲間とのゴルフコンペではゴルフリタイアを宣言したのであった。ところが
               不思議なことに、11月1週間ほどベトナム・カンボジアに熱帯の気候に浸っ
               て帰ってきた後、気がついてみたらその左手の痛みがすっかり直っていた。
                「そういうこともある。」と近しい医師も言う。不思議だが、ありがたい嬉
               しいことで、当然、暮れには仲間に、「来年はゴルフも復帰戦列に加わるよ!
               」と前言を翻したところだった。
                八ヶ岳山麓のゴルフ場は4月の半ばに一斉にオープンする。気に入っている
               フォレストC.C(三井の森リゾートが経営するゴルファーの人気ランキング
               全国2位)のオープンに合わせて仲間にコンペを組んだからと誘われ、先般来
               再び右肩の故障したので回復までは2週間は早いかな、と思いつつ、はやる気
               持ちを抑えきれず出かけて行った。
                前日は雨、気温も南天寮でマイナス1度の朝だったから標高1300mのフ
               ォレストC.Cはさぞかしと思いつつ寮を発ち、八ヶ岳登山道、美濃戸口から
               山中の澤を越えて「尖り石遺跡」から「唐沢鉱泉」に向けて登って行く。三井
               の森リゾートが出来て道路が良くなり難なく車が走れるが、その昔は唐沢鉱泉
               といえば八ヶ岳の中腹であり、近づくのは大変だった。
                別荘地に入る頃から、案の定あたりは昨夜の雪で白くなっていた。「無理か
               な?」とゴルフ場のフロントに入ると「今日の天気が良さそうですから、スタ
               ートを遅らせて――」とのこと、その程度は止むを得まい。
                まだ朝の八ヶ岳は雲に覆われているが、雲さえ晴れればここの景色は抜群だ
               。朝食と珈琲でも楽しみながら、レストランから山の景色を楽しんで帰るだけ
               でも値打ちはある。クローズになっても拘らない。と――、
               が、それは無かった。
                仲間は皆登って来た。和気藹々とシーズン初めのゴルフに集い、旧交を温め
               今シーズンも精勤をと談笑を交わしたのであった。このコンペ優勝もベスグロ
               も賞するが、スコアはあまり問題にしない不思議な戦いである。
                年に10回は開催される。その都度例年通り信州の山々を眺め、親しむ季節
               の山の美しさに感嘆を覚えるのは至福の時のように思う。
                私も景色を見ながら、この山々抱かれて育ってきたのだとの感慨に浸る。

                フォレストの12番ティーグランドは1494m日本最高所のプレイグラン
               ドである。皆胸のすくようなショットを打ち下ろした。それだけでラウンドの
               スコアがどんなであっても救われるというもの。
                お昼には景色を引き立てるに必要な程度の雲を残して空は晴れ渡り、暖かく
               絶好のゴルフ日和となった。
                私はカメラをカートに置いて、素晴らしい山の印象をホールごと納めていっ
               た。
                八ヶ岳は、新雪がもたらした冬山の様相を強調。主峰赤岳、阿弥陀岳の厳し
               い姿が、ことにここから眺める阿弥陀岳の北壁は、切り立って陽射しを寄せ付
               けない荒々しさが、世界の雄峰の北壁に並び似て圧巻であるとの評を得ている
               、そのままであった。
               諏訪の里は、本当は小さな盆地であるが、山から眺めるととても広く感ずる。
               それは周囲に山々が連なり、その山にかかる棚引きの雲を見、遠山と一緒の
               風景がもたらすマジックのようである。その日も彼方の中央アルプス、南アル
               プスがそれぞれ中空に、横に靡いていた。頂が白い線になって輝いていた。

                                                       (風次郎) 

      
コース途中から観る天狗岳、根石岳             主峰赤岳と阿弥陀岳

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