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風次郎の『八ヶ岳山麓通信』 No186
富士見駅八ヶ岳の夕景(070616)
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2007年6月24日
刈り込み
風次郎
fuujiro@jcom.home.ne.jp
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そろそろ入梅か!と、あせる思いで草刈に勤しむ。
5月は何かと取り込み続きでほっとくままに、土手は草丈が伸び、白樺林にはヒメ
ジョンが、丁度咲き頃を迎えた除虫菊と間違えるほど一面に咲いてしまった。ヒメジ
ョンを刈って葬るのは、見た目もったいないくらい一面の花に見ごたえはあるが、こ
れもまた放っておくと花が終わると害虫の巣窟になってしまう。早く刈らないと雨な
どで倒れたら後の始末が余計大変になってしまう。
晴れ間を狙って出掛けねばなるまいと、東京でテレビを見ながらの思案も肩透かし
を喰らう程爽やかな好天続きにせかされて早朝の鈍行列車に乗った。
やっとの事、延べ3日間かけて気になっていた初夏の作業を終えることが出来た。
作業は先ず松の剪定からかかる。今年はすっかり遅れを取ってしまった。
その道の上等な作業とすれば「芽を摘む」のであるが、私は手で直に摘むことはし
ない。とてもやりきれないのである。
南天寮には裏口の古井戸脇の土手に貫禄のある古来の松があって、これは親の代か
ら十分手を入れたものだ。ほかに土手に4本、表玄関と白樺林端に私の植えたものが
1本づつ計7本あったが、土手の1本はここ2〜3年「松食い虫」にやられたらしい
枯れ枝が発生するので、今年の春先切り倒して焼却した。だから今6本ある。6本に
しても梯子をかけて上ったり降りたり大変だ。これをいちいち芽摘みしていたのでは
職人でもまる2日はゆうにかかるだろう。
私ははしごに登り、刈り込み鋏を使って刈っていく。多少乱暴な仕上がりになるの
は止むを得ない。
松の剪定は大仕事である。
新芽は松脂をいっぱい含んでいるから、これが切れ口から飛び出し作業衣につく。
それはまだいいにしても年によっては大量の「マツムシ」が発生して、作業中に体に
潜り込まれでもしたら、医師の手当てが必要なほど腫れあがるといった大変な目に合
うから気をつけねばならない。
今年はマツムシ(毛虫)はいなくて良かった。
他の立ち木類に対しては手入れというほどの作業は施さない。
夏場に暇を見て屋敷の北側の道路や、お隣との境界に続く生垣のサワラとアララギ
を整える程度である。
松の剪定が終わるとエンジン機で草刈をする。
白樺林や家の周りは下が平らだから比較的スムーズだが、土手は傾斜が40度もあ
るので足場が安定しにくい。エンジン機も馬力が大きいものを使うので重い。転倒し
たりして事故を起こさないように丁寧に作業に取り組まねばならないから時間もかか
るし当然肩もこることになる。
しかし、若い頃はおふくろに頼まれて手鎌でよく土手の草刈をしたのだから、それ
に比べたら数段楽をしていると思わねばなるまい――。
何とかカンとか自問自答しつつ、これも南天寮生活を8年も繰り返すと大分慣れて
機械の扱いも上手くなり、仕上がりもまともになるものである。
草刈を済ませれば、仕上げ仕事は庭の芝生である。
草刈のほうは初夏と盛夏、中秋の3回を目処に行えばよいが、芝刈りは頻繁に行わ
なければならない。
春先からどんどん雑草も生えるし、だいいち芝刈りの行われていない芝生は見た目
に美しくない。雑草まで綺麗にとはいかないまでも、刈り込みは寮を訪れる度に行っ
てどうやら体面を保つのである。
ほぼ3日の日程を行ってやっと綺麗になった。
「やれやれ――」といったところである。
ついでに畑の草も取った。
ジャガイモは今のところ順調に成育し、そろそろ花が咲き始めそうだ。葱も畝にス
クッと立ったのでこれから根が伸びてくれることを願う。
白樺の木が微風に葉をきらめかせている下では、大きな花びらを下げた紫の花菖蒲
がピークを過ぎた。
やがてアカシアが咲き、梅雨の晴れ間に卯の花が香り、紫陽花も陽に輝く。
季節は夏へと移り変わる。
久し振りに週末の上り「あずさ」に乗った。夕暮れの「八ヶ岳」も「富士」もとて
も美しかった。
風次郎
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