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風次郎の『八ヶ岳山麓通信』&『東京センス』  
   No184
 
新緑の富士見高原から眺める八ヶ岳主峰群(070429)
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                                                     2007年5月6日
八ヶ岳の残雪が美しい頃                          
                                                    風次郎
                                                  fuujiro@jcom.home.ne.jp

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4月の29日から富士見の南天寮に入った。
 八ヶ岳の残雪が雨に洗われ、晴れ上がった空の下にくっきりと見られる山肌との対
比が美しい頃である。
 妻はなと、愛犬ななを後部座席に乗せて車で中央道を下ったのであるが、車窓の眺
めは、相模湖あたりまでは既に新緑に溢れている。一方、大月で見上げる富士はまだ
全容が真っ白な雪をまとったまま。一服することを恒例にしている釈迦堂PAの南ア
ルプス連邦の眺めも、まだ冬山を思わせる白雪の峰を連ねていた。
 八ヶ岳は独立峰のように麓の高原地帯が広く近いからだろうか、雪が消え始めると
その変化が早いように思う。
 今年は残雪が多いように映っている。
 この頃と、新雪に見舞われる初冬には横岳直下の岩壁に大同心、小同心がとりわけ
明瞭に浮かび上がる。まだ冬の様相のまま威厳を保つ主峰赤岳を見据えて、修行僧が
居並び読経を営んでいるような図である。やがて雪解けと共に、修行僧たちの姿は岩
壁の中に影を潜めるごとく見え難くなっていくのである。
 南天寮の白樺林は小さな葉をつけて5月の風にそよぎ、朝の低い陽射しにキラキラ
光る中で迎える朝はまさに人生の至福のときを思う。
 群れを成す真黄色のレンギョウ。それを背景に、白い雪やなぎの株が点在する浅緑
の芝生の脇に、はなモクレンが大きな紅の花をつけて立つ。すでに若葉を広げ終わっ
た土手のもみじの木には、小鳥が巣作りをはじめた。カッコーや鶯の声を聞くのも久
しぶり、懐かしさを漂わせる。
 そんな自然に浸りながら、小さな菜園に私なりきにたくさんの農作業をほどこした。
 雑草を除け、畝を起こし、葱は下仁田と松本の一本葱を植えた。ジャガイモはメイ
クイーン、とうもろこしはハニーバンタムを蒔いた。それに枝豆を少々。見渡すほど
はないにしても、掘り返されて作物を取り込んだ畑は、黒土が再び活性を取り戻したか
に見える。

 昼に千葉からこちらの別荘に来ているO氏夫妻が来てくれて、信州そばを味わいな
がら、暫し歓談のときを過ごす。そこへ私の母方の本家の頭首Kが昨年から約束の萩
の株を分けてくれといって堀りに来て、近況を語っていった。子供の頃から心臓を患
ったにもかかわらず、乗り越えていまや家を支えて50歳になる彼も、元気そうで良
かった。
 いよいよ八ヶ岳山麓は活動の季節である。交遊にも絶好のシーズンに入るようだ。

                                  風次郎 
 

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