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風次郎の『八ヶ岳山麓通信』&『東京センス』
No181
東京午後9時の南西の空
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2007年3月13日
澄んだ空気の贈り物
風次郎
fuujiro@jcom.home.ne.jp
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春にしては珍しいのではなかろうか、このところとても空気が澄んで、春霞の季
節にもかかわらず日中は青空が綺麗だし夜は星が良く見える。
たまたま先週は夜になってから帰宅することになった日が2回もあって、駅から
星空を見上げつつ家路をたどることになった。
東京でも空気が澄みさえすれば2等星から3等星ぐらいまでの星は眺められる。
周りが明るいため丁度巨大星だけが抽出されたように、こいぬのプロキオン、おお
いぬのシリウス、オリオンのペテルギュウスがつくる大3角形がくっきり見えた。
とても明るい星シリウスは、昨秋旅したエジプトではトート(犬)と呼ばれ、女神
イシスの星と崇められて王様がささげ物をする対象になっていたナー、など思い出し
ながら歩いた。また、近くイタリアへの旅を計画しているので、フィレンツェやピ
サの美術鑑賞の資料に眼を通しているところだが、作品の題材となっているギリシャ
信仰の神々は、星の神話となって伝えられているものも多い。
信州の南天寮から車で10分も走れば、原村の文化センターにはプラネタリュー
ムがあり、高名な先生が親切に星の話を聞かせてくれる。村も星の観測に力を入れ
ており、夏の星祭には、全国からアマチュアの天体観測者が集う。毎夏夜を徹して
それぞれの天体望遠鏡で捕らえた宇宙の彼方の神秘に、歓談の止まりを知らず
白み来る朝を迎えた数年前を思い出してしまった。
同じような、いやむしろ原村以上に星空で町おこしをしているところがあること
を最近知った。昭和29年に合併で生まれた岡山県の美星町は、役場にも「創星課」
があり天文台ををかかえて「星の郷」を目指しているという。なんと流れ星伝説の
由来もあって、星尾神社、高神社、明神社という星に由来する社もあるらしい。
一度訪ねて見たいと思う。
道を歩き星を眺めながら、歌を口ずさむのも心が和む。私の年代ではなんといっ
ても、
坂本九の「見上げてごらん夜の星を」だが、
平尾昌章の「星は何でも知っている」もいい。
そして、
守屋浩の「星空に両手を上げて」や
三橋美智也の「星屑の町」もいい歌だった。
今現役で歌われているなかでは
谷村新司の「昴」も好きである。
――されど胸は熱く、夢を追いつづけるなり――
久しぶりの楽しい帰路のひとときだった。
風次郎
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