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風次郎の『八ヶ岳山麓通信』&『東京センス』
No171
富士見から眺める冬晴れの八ヶ岳
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2007年1月1日
明けましておめでとうございます
風次郎
fuujiro@jcom.home.ne.jp
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暖かい冬の入りでしたが、ようやく気温も冬らしく下がり穏やかな新年が迎え
られました。
このところ、やっと月のカレンダーを送るといった程度の発行になってしまい、
自分から不甲斐無いのですが、年が改まったのを機に、メルマガらしく発行
を続けたいと、思いを新たにしています。本年もよろしくお願いいたします。
風次郎も昨年は寄る年並みに健康管理に執心することを余儀なくされ、長い
自分との対話を経た年でした。おかげさまですっかり元気を取り戻すことがで
きましたので、再び世界へ眼を向けて、人世の旅を続けていこうと思っていま
す。
山歩きは当分制限されていますが、近代文明の恩恵を受けた交通機関にあや
かって、昨年の暮れには、5000年の太古に繁栄を続けた常夏の国『エジプト周遊』
と、当代の繁栄を我がものとし、今やその頂点を極めて、この先の不安を抱え
つつあるU.S.Aのニューヨークでのクリスマスを楽しんで参りました。
歴史は繰り返されると言われます。世界で最も活力に満ちているアメリカの繁
栄もいつかは過去のものとなるのでしょうか。
そんな予想をものともしないで雑踏の雰囲気に浸るマンハッタンの繁華街は、
私には物凄い好景気を感じさせるものでしたが、やはり今冬は商戦も弱含みだ
ったようです。
一昨年のドラッカーに続いて、昨年はガルブレイスもフリードマンも鬼籍に入って
しまいました。だからというわけではありませんが、ついつい関心がそのほう(世
間の雑事)に行きがちな自分を少しずつたしなめて、風次郎は文化のセンスに生
きることを今年こそ心がけて見ましょう。
敬意を払いながら愛読していた塩野七生さんの「ローマ人の物語」が完結しまし
た。読者としても感慨深く思います。その創生と繁栄、葛藤と崩壊をたずねて繰
り返す歴史ロマンの地中海世界に浸るのもいいかなと思っています。つまり古
代文明の開化から、アメリカ繁栄の中間にあるコンパクト史観をローマ帝国に求
めるという訳です。
豊かな時代は最後に骨肉の争いを招くのでしょうか。争いは常に正義対正義で
行われ結果は欲と欲の争いであることが顕になり、理想とは異なる力で終結して
いるのではないでしょうか。
正義を語るときに宗教が修飾されて背景を作ったりしています。その点私たちの
身近にある仏教は、自立本願(自分に自分を問う=他人に助けを求めるもので
はない=究極は「無」)であるが故か、政治にはあまり利用されていません(昨
今の亜仏教は別)が、宗教が結果的に社会を纏め上げた例を発見することはで
きません。今、世界の争いは大抵が宗教に絡んでいます。
人間は精神的にとても弱い動物であることを昨年身をもってよく知りました。
その点で宗教としての仏教は他力本願でないだけに理想郷を感じます。もう少
し勉強してみたい思っています。優れた思想が自分の身近にありました。
いろいろな風に吹かれて、歩いている自分が立ち止まった場所がどこなのかわ
からなくならないように、山を歩いている気持ちで今年も過ごそうと思います。
皆様にとってもよき年に向けてのスタートでありますよう、心からお
祈り申し上げます。
* * *
そよ風の隣にいて、風を感じていればこそ
今の自分が生きている。
そよ風に語りかけたとて、時は待ってはいない。
もう過去のこと、
もうそれだけ生きたこと。
あと戻りする風なんて、
聞いたことはない。
また同じ場所を通るにしても。
あと戻りなんてするもんか、
風の中で、ただ風と共に、
生きていく。
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