☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
風次郎の『八ヶ岳山麓通信』&『東京センス』
No151
1月の八ヶ岳
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
2006年1月22日
雪・青空・八ヶ岳・富士
風次郎
fuujiro@jcom.home.ne.jp
ффффффффффффффффффффффффффффффф
東京にも雪が降って、冬らしい景色が眺められた。雪で厳しい思いをしている方
々に「冬らしくて好もしい」ような表現は慎まねばと思うが、冬は寒さだけでなく
雪の風情は捨てがたい。やはり冬には雪を物語るのがふさわしいと思う。
そして今回のこの雪、日本海と太平洋の両海岸沿いの地方にだけ降ったという変
わった降り方だった。
今日(22日)、富士見の「南天寮」の様子を見に来ることになっていたので、
昨日の東京の雪模様には閉口してしまった。――恐らく信州は全域にわたって降っ
ているだろうと。
あにはからんや、今朝雪景色の東京を離れて、中央線の列車に乗り笹子峠を越え
るまでの真新しい雪化粧に染まった沿線の山里の景色は、甲府盆地に至ると木々に
雪の塗された景色は無くなってしまった。それでも一面に雪を蒔いたようの形跡は
あったものの、甲府を離れてから八ヶ岳山麓の里に至る景色には、雪は全く見られ
なかった。
富士見に降り立っても、八ヶ岳の峰に近い方だけが新雪を朝陽に輝かせているの
みだ。本当に海に近いところに振っただけの様である。
快晴の空は午前中いっぱい続いたが、昼になると少し風を伴いながら雲を呼び込
み、瞬く間に曇り空と化した。曇り空は高度の高いところで構成されたものであろ
う。その後も八ヶ岳は良く見えた。里には全く雪は無い。
暮れから離れていたので近所の人と語るうちに、「今年は早くから寒いばかりで、
雪はまだだよ。」と、寒さばかりを言う。
確かに、諏訪湖の「お神渡り」が起こるのも例年だと2月の初めであるが、今冬
は12月に、もう湖が全面結氷して、神様が渡ってしまったとのことである。
しかし、それはまだ雪が今冬少ないということにはならない。
これから2月にかけて或いは3がつまで雪が多く降ることはあるのだから。
そう心中で呟きながら、南天寮の廊下の戸を開け放って住人の居なかった室内を
風にさらした。
そして久し振りに近くの山道を歩いて見た。
雪の無いひょうひようとした草原の彼方に、毅然としてしなやかな輪郭を高い陽
に光らせた富士が眺められた。
遅まきながらこれを正月の戴くべき景色にしよう、と心に留めなければなるまい。
富士の清々しい形にも久し振りにお目にかかった気がするのである。
大寒が過ぎた。が、まだ冬は最中である。
高原の冬はこれから数週間が厳冬の時かもしれない。
そしてその時を越せば、三寒四温、春を待つ楽しみの季節がやって来る。
今は、寒いが、昼は青空、夜は星空の美しい季節である。
メルマガ「八ヶ岳山麓通信」&『東京センス』No152へ
メルマガ「八ヶ岳山麓通信」&『東京センス』のトップへ
風次郎の「八ヶ岳山麓通信」&『東京センス』のトップへ
風次郎の「世界旅」へ