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風次郎の『八ヶ岳山麓通信』&『東京センス』
No145
陽だまりのすすき
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2005年12月11日
雪
風次郎
fuujiro@jcom.home.ne.jp
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土曜日(10日)の朝、中央道を富士見に向かう。
明るく晴れた青空の下に、大月あたりから見える富士はほとんど全容に雪を纏
って、雄大に朝陽に輝いていた。
富士見の里にも雪が降ったと聞いた。おそらく野山が純白に覆われてあの艶や
かな紅葉をすっかり終わらせてしまっただろう、などと想像しながら甲府盆地を
抜けて釜無川に沿って緩やかに上っていく国道20号線を走っていった。
里にそそぐ陽光の明るさに反して、頭上の青空の広がりの先、左の駒ケ岳も、
右の八ヶ岳も峰はともにすっぽりと雲に包まれている。峰は雪が舞っているのだ
ろうか。中腹からなだらかに広がる八ヶ岳山麓への斜面は樹氷のごとく白くまみ
れて冬の装いを新たにしていた。外は寒い――。
里の雪は15センチほど降ったようだ。
南天寮の軒から芝生の庭は陽だまりにそそぐ陽の光がいっぱいで、すでに雪の
跡形も見られなかったが、畑の大半は白い雪がひろがっていた。毎日の気温
も下がっているんだろう。玄関の寒暖計は2度(午前8時)である。
「山の雪は根雪になるのかな――」
窓を開けて、テラスでコーヒーを飲む。
軒に吊るしたままの干し柿を一つ失敬してほおばる。
渋が抜けて、やわらかなすっかり甘くなった果肉が、
ブラックのコーヒーのフィーリングを高める。
ポールモーリアの音の響きは、まだ庭先にこだまが飛び交っていそうな、
夏の賑わいの懐かしさを呼び戻す。
静かな陽だまりはいい。
――今日は水道の不凍栓を閉めて、配管ヒーターのスイッチを入れて帰ろう。
雪が降って、冬が来た。
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