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風次郎の『八ヶ岳山麓通信』No135

葉鶏頭
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                 夏の終わり(2)    
                                                     風次郎
                                                  fuujiro@jcom.home.ne.jp

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東京の多摩と富士見高原を行き来する夏の終わりは、八ヶ岳山麓の初秋の
季節感を味わうのに絶好である。
 まだ暑い夜を過ごさねばならない東京ではあるのだが、日ごとに冷涼感を増す
高原の気に触れると、自然の営みの確かさを清々しく、心地よく受け入れること
ができる。
 夏のうち、朝陽の登るころの八ヶ岳は西側に雲を抱えることが多いので、諏訪
側ではあざやかな稜線を見ることが少ない。だから、わたしは時々朝陽に
照らされる八ヶ岳を見に鉢巻道路を巡って、甲斐大泉のまきば公園あたりから、
清里、野辺山と車を駆って行く。
 夏の間、青々と息づいている草木に満たされる山肌は、朝露に濡れた葉が陽に
照らされて、一段と艶やかに峰にかけてのびあがっている。
勿論、背景に諏訪側の谷からあがる白い雲があって、堂々として連らなる
東“八つ”の景観を見ることができる。
 すっきりした威容はほんのひと時で、日の昇りきる8時を過ぎるともう、太陽
に温められた山肌の朝露は上昇気流となり、“八つ”を薄ぼんやりとさせる
ヴェールに変わってしまう。10時にはそれらが入道雲に化して山稜をかくして
しまうことが多い。
 そんな八ヶ岳が、東側であれ、西側であれ、すっきりと見える時間が増えてくる。
 それが秋の到来である。

 南天寮の虫の音は絶頂期、ススキの穂が出始めてここにも確かな秋を見る。
 長男家族はニューヨーク、マンハッタンの仮住まいで、この先暮らすための
住居探しをしている。さぞ暑い毎日だろう。私も東京の都心で過ごす時間が多く
なって、ビルの街の暑さには閉口する。

 今年は、涼しい秋の訪れの早いことを願う。

   

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