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風次郎の『八ヶ岳山麓通信』No103

  
 南天寮の土手道から南アルプス鋸山を見る
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                                                2005年1月22日
                  雪の里
                                                     風次郎
                                                  fuujiro@jcom.home.ne.jp
            

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大寒ともなればいかに暖冬と言われても季節の神様は黙っていられまい。
 案の定15日から襲ってきた列島全域に及ぶ寒波は北アルプスを越え、
塩嶺峠、諏訪湖を越えて八ヶ岳西麓諏訪地方一帯にも大雪をもたらした。
 海抜(今の時代は標高というのかな)950mの富士見高原一帯でも50
センチは積もり、風次郎も南天寮の雪掻きに精をだした。南天寮は広い公道
から木戸道と、そこから玄関まで車の入る幅を確保しなければならないので
大作業である。
 雪掻きにはほぼ2時間汗を流したが、久しぶりの雪の中の運動は気持ちが
良かった。
 一挙に50センチも積もると植栽や垣根に乗った雪に木々が耐えられなく
なって折れてしまうものがある。今回も降り始めは霙混じりだったから、
松やさわらの枝にはうず高い雪が、見るからに重そうに乗っかていた。
 先ず長い雪掻き板の先をいっぱい伸ばして、コンコンと枝を揺すりこれを
落とす。今回は深い雪だったからそんな木々の下まで辿るのは、長靴を履い
てさえ大変だった。幸い松など気づかったものは折れてはおらずほっとした。
 4年前の大雪では、廊下からちょうど正面に見える松の枝をやられて
悲しい思いをした。
 垣根などあちこちに植えてある身の丈2〜3mの南天は、すっかり倒れて
雪の下になっていたが、これはしなやかな性格だから雪が解けて暫くすると
元に戻るので心配ない。
 これだけ厚い雪の覆われると、菜園も白樺林の下地も、
庭先の枯れ芝も春まで見ることはできない。
しばらくは白い世界の中となる。
 
 雪掻きは大変だが、いちめんの雪景色は清清しい。周囲に見渡す山々は枝
間の雪が解けるか払い落ちるまで、真っ白く塗りつぶされたように嶺まで続
き、山襞の薄い強弱意外は見えない。どんな木もこんもりとうづくまったよ
うに静かな姿勢である。

 しかし、今年ばかりは雪景色を愛でてばかりいる気になれない、
というのは風次郎ばかりではないだろう。
すぐ隣の県新潟の地震災害地域の雪下ろしや、
雪がガンガン降るなかの被害の跡形の様子を見るにつけ、
心中冬を味わう。

 大寒に雪はあってもいい。
せめて大寒は今冬の峠として、早い春の訪れを待つこととしたい。
 災害地の人々もテレビで拝見したり、インターネットで接すると、
素晴らしく逞しい。
雪が解ければ、南天のようにしなやかで、
いつの間にかすっくと立つ人々のように思う。
 

                                                           (風次郎)
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