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風次郎の『八ヶ岳山麓通信』No 57
松林から富士
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2004年3月06日
戻り冬 (2)
風次郎
fuujiro@jcom.home.ne.jp
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寒さが戻って何となくホッとするのはどうしてだろう。
“このまま暖かくなってしまうなんてのはものたりねーな”なーんて
挨拶を交わしていたから、何となくこの戻り冬は愛惜しい。
空の様子は目まぐるしく変わって、
月曜日から木曜日まで毎朝夜明け前に1〜2cm積もるほどの雪が舞った。
黒い雲が諏訪湖の方からやってきて、一時激しく雪のすだれを作るが、
その雲は流れるように八ケ岳の南裾、釜無川の方へ動いていく。
これは中央アルプスを越えて天竜川を北東に進んだ気流と北アルプスの向こうに
どっかと居座るまだ冬のままの寒気の鬩ぎ合いに違いないなどと、
勝手な観測を巡らして、楽しんでいる。
激しい気流の入れ替わりが始まると、八ヶ岳おろしと言われる東からの冷たい風はなくなるが、
どんなに暖かい日があっても、
5月までの山麓は霜への備えが必要だと農家は心得ている。
まだ冬の名残はつづく。
昼間の舞い雪はカザハナと言う。
陽の射す暖かそうな日でもこの“風花”が舞うことがある。
本物の花はこの季節梅や水仙と言えようが、
富士見ではまだ見ない。芽は膨らんでいるからもうすぐと思う。
武蔵野のはずれと言え、国立では梅はすでに満開、桜が咲き始めている。
向こうしばらくの間、武蔵野と八ヶ岳山麓の往復は楽しみだ。
カザハナの街に長靴を履いてほうかむりをした老人がとぼとぼと歩いて行くのを見る。
とても静かだ。
昨日はすっきり晴れて、富士が美しかった。
(風次郎)
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