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風次郎の『八ヶ岳山麓通信』No 56
2月23日の八ケ岳
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2004年2月28日
戻り冬
風次郎
fuujiro@jcom.home.ne.jp
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暖かい日が続くと心が弾む。
暖かくなったら今年はどんなことをしてやろうかと庭や土手の設計を巡らしたり、
雪解けの里山の様子をどこから探検しようかと思案するのだ。
暖かな日が1週間続いた。
暖かいと暮らしやすい。
霜柱のなくなった庭に立って静かに周囲に眼をやれば、
白樺や柿、栗など飄々として立つ落葉樹はともかく、
さわら、南天、笹竹など葉を付けて過ごしてきた木々達には哀れさを思う。
それなりきに耐えてきた故の乱れもあり、
冬を共にやり過ごしてきたような同情を感ずるのである。
だから暖かいとその姿に引かれて春へのワンステップへ進もうとの
衝動に駆られるのだろうか。
促されて風次郎は生垣の整備にかかった。
毎日少しずつ事が進むと、春がほんとに来るという実感が得られる。
しかし、自然のいとなみは桁外れと言うことがない。
4月を思わせるような暖かな日が続いていていたかと思うと、
やはり週末は冬の寒気がやってきた。
26日(木)朝のうち雨かと思わせた暗い曇り空は、
少し白けた淡い色に変わり、波打つような風を伴って雪を舞わせた。
風は北風、その風が境目になって、
寄せてくる冷たい空気は冬の再来、
と言うよりは名残をとどめた冬が顕在を知らせている。
“そうさ、これでお仕舞だと冬はあまりに短すぎたことになる。”
冬に逆戻りしたからといってがっかりはしない。
季節の変わり目はいつのときでもそうであるように、
新旧入れ替わりが激しくなって、やがて期待が実現するのだ。
そして去るものは懐かしく遠ざかっていく。
すべてこの世のいとなみがそうであるように。
舞い雪は積もることはない。
そしてもう、今朝は又春の気配を取り戻しているのか、
小鳥のさえずりが激しい。
2月が遠ざかっていく。
(風次郎)
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