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風次郎の『八ヶ岳山麓通信』No 55
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2004年2月21日
早春 風次郎
fuujiro@jcom.home.ne.jp
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春が来た---ような---は付け足しになってしまう程ポカポカとウララである。
里の雪はすっかりなくなり、諏訪の平に降りると陽当たりの良い柴の中には
緑も見える。
富士見高原でも北向きの斜面を除けばすっかり雪は消えた。朝、区役所に寄ると
事務員が「このところあったかくて助かるねー。雪降りゃえらくて――」
と喜んでいた。今年は富士見も大きな雪掻きは一回しかなかった。
本当にこのまま春に移るのだろうか。そうはいくまい。区役所が関与する
ような雪は降らなくても、これから上雪(カミユキ)の季節。五月の始まりまで
油断は出来ない。でもカミユキになれば、白い化粧もすぐ剥がれ、三寒四温が
二寒、一寒とリズムを変えていく。厳しい寒さの冬を過ごす地方にとっては
嬉しい季節になった。
諏訪湖に流れ込んでいる上川に越冬していたコハクチョウ達は先週あたりから
もう北へ帰る集団飛行の訓練を始めたようだ。
群をなして青空を飛ぶ白鳥を見ると“希望”を抱いた青春の旅立ちを連想する。
学校は卒業式のシーズン。世情不安だらけの社会に挑む逞しい若者に
心から期待したい。
白鳥が忽然と姿を消してしまう日は近いのだろうか。白鳥のリーダーは
何を感じ取ってその日を決めるのだろうか。そしてこれからの季節を何処で
暮らすのだろう。
昨年の今ごろ読者の方に教わった『WATARIDORI』の映画を見た。
一団となって移動して暮らす渡り鳥の群が世界中にいる。鳥と一緒になって
地上を眺める気分になれる素晴らしい映画だった。
街を渡る鳥もいるのだ。 白鳥は何故寒い北へかえるのだろう。
まだ雪を被った八ケ岳の上に、白い雲が早い速度で流れるようになってきた。
本当の春が近い。
(風次郎)
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