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            風次郎の『八ヶ岳山麓通信』No 49

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           2004年1月10日
           
  厳寒
                        風次郎
    fuujiro@jcom.home.ne.jp
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暖かくて、穏やかだった正月を東京で過ごして1月の5日に八ヶ岳の山麓へ
やってきた。明けきらない中央道を進むと丁度丸い月が西の空の低い位置に掛か
っていた。東京は曇っていたが山梨との県境を過ぎてからは好天で、甲府盆地で
は雪の南アルプスが照らされて幻想的な輝きに見入った。
 富士見高原に到着したときは、八ヶ岳と富士の間の雲を分けて陽が昇り始めこ
の年の初日を拝むような気分で清々しかった。

 寒い日が続いているが山麓の天気は良い。このところ大陸の冷たい空気が日本
を通過する循環は順調にいっているようだ。どうも日本海側の雪に影響されてい
るのは北アルプスの向こうまでで、その余韻も諏訪湖上空のあたりで消えている
感じだ。寒の入りだった週前半は荒れて少し風も吹いたが、八ヶ岳西麓富士見・
原では、雪は舞った程度。むしろ平地の諏訪市、茅野市が白くなってびっくりし
た。   
 1月7日夜半から風が出てビュービューと軒を鳴らす音が響いていた。翌朝曙
の空には諏訪湖の上空から大きな雲の塊が西山に沿って南進しているところだっ
た。
 おそらくあの雲が諏訪の平に雪をもたらしたのであろう。雲と境目の空に大き
な月が傾いて、風の大地を煌々と照らしている。立っている私の影が地面にくっ
きり映されるほど明るい月光の投来であった。
 “暗いうちにこの大雲は去るであろうから、良い天気はつづく”と思う。
 丁度寒の入りから寒さは度を増して平年に及んだ。
 “冬は寒くなくちゃ”が風次郎の口癖だが、昼間出かけた銀行の窓口での会話
にも、馴染みの人と顔を合わせた時も、挨拶に添えて“寒いねえ”の一言が加わ
ってしまう。
 空気はますます冷たく澄んで、山麓から見上げる八ケ岳も最も険しく映える季
節であれば、高原の冬は“これでいい”。秋に見てきたカナディアンロッキー程
のダイナミックさはないが、八ケ岳連峰は両脇に優しい蓼科山と編笠山を配して、
天狗・根石、硫黄の爆裂火口を偲ばせる姿や、横岳、赤岳、阿弥陀岳と連峰の中
心を成す主連峰の荒々しさを極めた険しい縞状壁が、毎日の新鮮な雪と氷によっ
て明瞭に描き出された八ケ岳こそ景観である。
 今日もまた、風次郎は期待に胸を弾ませて寒空のその姿を眺める。

*数回に分けて山麓から望む新春の八ケ岳を北から南へとホームページのTOPに
 展示します。
 
                      (風次郎)

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